船縁手すりの製作 | 三度のメシよりボート釣り

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3代目「さぶろく丸(ヤマハU-19BF)」で東京湾を疾風怒濤縦横無尽に駆け回り釣り三昧。
ヒンカーズジャパンメンバー募集中で~す。

というわけで、左舷側のみですがようやく手すりが完成しました。

今回はその製作過程をご紹介。


使用する木材は2×4。3m長を2本購入しました。
船縁に載せてみて適当な長さにカットしています。


ご覧の通り、さぶろく丸(U19BF)は船縁が前方にかけて盛り上がっています。
真っ直ぐの木材が綺麗に載っかるわけもなく、盛り上がりの手前までの長さとしました。

手すりの加工で一番苦労したのは磁石の埋込み。
26mmの木工用ドリルでボコボコと連続の穴を空けて、ノミで四角に削ります。
深過ぎず、浅過ぎず、磁石のバーがピッタリになるよう削りを進めます。


むー。
真夏にやる作業ではない。


左側に出っ張っているのが、ラークを噛ませる突き出し。
2×4を短くカットして、2段重ねにしています。


はいピッタリ。
この磁石はかなりの磁力を誇ります。
2つ重ねてくっつけると、剥がすのが困難なくらいです。
昔名古屋に住んでいる時、近所のカーマで購入し、先代のさぶろく丸に使用してました。
それ以降世の中で見かける事のなかった商品です。
たまたまネットで見つけて購入しておきました。


木屑が苦労を物語っております。
磁石剥き出しのままでは針が引っ掛かったりモノが挟まったりします。
なによりスチール部分が塩で速攻錆びてしまいます。
なのでこれらはパテで埋めてしまいます。


使うのはこれ。
ウッドエポキシです。
色はタモ白。
昔はバスコークを使ったりしてましたが、完全に硬化してくれません。
これは乾燥したらかなりカチカチになるみたいです。
硬化後のサンドも可能らしいので、平らにすれば見た目に磁石が埋まっているとは気付かないはず。


パテ埋めした部分がハッキリわかりますね。
まだヤスリがけはしてません。


これが愛用のラーク900の台座。
M6の木ねじが付属しています。滅多なことはないと思いますが、強度を考えて貫通固定します。


M6の50mm。ステンのなべです。
トラスだと頭の部分が収まりません。
2×4材の厚みは38mm、台座のネジ止め部分は5mmくらい?


裏側。
50mmでちょうどよい長さです。
ナットの出っ張りが気になるなら、ボルトは40mmにして、座具って埋め込んでも良いですね。


こんな具合にネジひとつで取付・取外しができます。左右に角度をつけることも可能。
スピニング用と2つセットになっているのでお得です。
ベース部分だけも売っているので、増設できます。私は4個買い足して、計6箇所で使用できるようにします。

手すり設置の効果はロッドキーパーの取付けだけでなく、船縁の高さ確保にも役立ちます。
ジギングのしゃくりなどは船縁に膝を預けるとやりやすいのですが、それには相応の船縁の高さが必要です。
船縁がせり上がっているミヨシ部分以外はやや低めの設計になっていますので、手すりを付けることでその高さを確保できます。

ボートを乗り換えて間もなく1年。
やたら時間は掛かっていますが、ようやく艤装も完成形に近付いて来ました。
といってもまだイメージの70%くらいですが、フネの取り回しや釣りのし易さは格段にアップしています。

釣りはもちろんだけど、ぼかァフネも艤装も好きなんだなぁ。