19/5/11(土)館山湾 | 三度のメシよりボート釣り

三度のメシよりボート釣り

3代目さぶろく丸(ヤマハU-19BF)で東京湾を疾風怒濤縦横無尽に駆け回り釣り三昧。
ヒンカーズジャパンメンバー募集中で~す。

とてつもなく良き予報じゃないかい?

11日(土)は晴れ時々曇り、終日風1~2m。
内房もいいし、外房もいい。
最近めぼしい釣果のない内房は休んで、外に活路を求めるか。
しかし外もあまりいい情報はありません。
「イワシが入ってきている」という噂を頼りに、ここはホームで勝負してみようか。ベタ凪の時しか行けない西の方も攻められるかも。
昨年ブリと真鯛でいい思いしたのです。

日の出 04:43
日の入 18:34
中潮
満潮 07:42 22:58
干潮 02:06 15:22

〈プラン〉
西側で青物と真鯛。浅場の根回りで根魚。
少し戻って200~300mにてクロムツ。
真鯛ポイントで真鯛。
いつもの○○根から北に上がり、真鯛サーチ。

2:20
仕事が押しに押して、最終で帰宅。ごはん食べて準備して出発できたのはこの時間。
夜明けに間に合わないよー。

ガソリン142円
レインボーブリッジ -m(表示なし)
アクアライン 0m

0m!?
期待してまうやろー!

4:50
すっかり夜も明けた頃、現地着。
ベストコンディションでさぞボートも多かろうと心配しましたが、全然。
数艇のボートとカヤックのみ。車は6~7台程度です。
そそくさ準備開始。


5:20
さあ朝マヅメだ。急げ急げ。


日中は暑くなりそうですが、朝はまだ肌寒いくらい。服装が難しい季節です。
宮ちゃんはガッツリ冬スタイルに夏の麦わら。いつも見てると見慣れてきます。

この上ないほどの凪です。
朝日を浴びながら気持ち良くクルージングです。
二人乗りの時は、波のピッチや向き、風力風向、積み荷のバランス、シートポジションや座り方のちょっとした変化が滑走に影響します。無闇に吹かしてもパワーロスするだけでガスの無駄です。
今日は16~17km/h程度のギリ滑走で、ノンビリ進むのがちょうどよいみたい。

5:50
西のポイントに到着。
プレジャーや遊漁船だけでなく、ミニボートもいくつか見えます。やはり好漁場なんですね。

さてベイトはいるかしら~。
水温は20℃。
水深40~60mのエリアをグルリ探りますが皆無。
困ったな。期待はずれ。
気配もありません。

6:10
肩透かしを食らいました。
諦めて浅場の根魚を狙います。
東北東の風に乗せ、○○○根の上を通過するように流します。
水深26m~最浅17mの根を通過し、また26mになるコースです。
前回は根の上で潮がガンガンぶつかって、波が崩れまくっていて危険を感じましたが、今日は小潮明けの中潮、風も微風でボートは1km/hくらいでのんびり流れます。

根に差し掛かった辺りから、ポツポツテンヤにアタリが出ます。


本日ファーストヒットは宮ちゃんのアカハタ。
サイズはギリキープクラスですが、狙って釣れるのは気持ちいいものです。
特にテンヤはアワセが肝心ですから、「掛けて獲った」感があります。

私も負けじとアタリを拾いますが、同じアカハタでもおチビちゃん。キープには忍びないので、リリースです。


少しマシなサイズか、と思ったらカサゴさん。
「宮ちゃん、食べる?要らなきゃリリース」
「じゃあいただきます」
包丁人宮ちゃんに、美味しく料理してもらうんだよ、と呟きながら、イケスに投入。

○○○根を3度流し、テンヤを楽しみました。

「よっしゃ、クロムツ行きまっか」

8:00
移動し、水深260mに着けます。
当てずっぽうですが、200~300mにいると信じて。


前回釣行時に館山の中古釣具屋で買ったインターラインロッドを持ってきました。リールはダイワの500番を合わせました。ラインは2号か3号が500mほど巻いてあるはず。
このロッドは210の50号。
持ってみたところ、結構硬い印象がありましが、100~200号のオモリを背負ったら、どんな風にしなるかな。


エサはいつもの通り、宮ちゃん本舗のサバ単、イカ単、カツオのハラモ。さらに市販のホタルイカ、冷凍イワシなど。
デートは必ず豪華な弁当を作って持ってきてくれる彼女のようです。もちろん彼女などではなく、宮ちゃんはデカいおじさんです。

私の仕掛けは、ムツ用の胴突5本針です。
宮ちゃんはチャレンジングに7本針仕様。
吉と出るか、はたまた……


8:50
深場のファーストヒットは定番外道のオキギス。
前回2本を持ち帰り、さつま揚げにしたところ、たいそう美味しかったそうです。
揚げたては確かに売り物よりも美味しいです。

9:15
宮ちゃんの竿先が激しく上下します。
二人ともビックリして目を覚ますほどのアタリですよ!
アタリからして、サメではなさそうだし、サバとも違います。
ナンダナンダ?本命か!?


あちゃあ……君か……
夏の風物詩、エチオピアことシマガツオです。私たちは、愛を込めてピアと呼んでいます。
出現が早いよ。
何とコイツが4枚もついてました。
そりゃ重いわな。
食肉として、ひとり1枚あれば十分。2枚はリリースです。

風が止まりました。
潮も緩いので、ボートはほとんど流れません。
魚の活性も低いこんな日、戦況は不利であります。
こういうとき、深場はいいですよ。ウトウト居眠りできますから。
タイラバやテンヤだと寝てるわけにいきません。


気温もグングン上がってきました。
Tシャツでちょうどよいくらいです。

水深300を越えると、途端にアタリがなくなります。そしてまた、300を切った辺りから食い始めるのです。
どこの海でもそうと言うわけではないでしょうが、ここ東京湾のこのエリアはそうなんです。

名誉のために申し上げておきますと、宮ちゃんばかりで、私は何も釣れてないみたいですが、この間サバとピア(リリース)、シロムツを釣っています。
外道ばかりで名誉もへったくれもありませんが。

ひたすら流し続けて、気付いたら○根沖のコマセ真鯛ポイント近くまで来ていました。
ちょうどよい。
タイラバに切り替えましょう。
水深80m辺りから掛け上がるコースで、真鯛サーチです。

15:40
ウンともスンともな時間が続きましたが、その静寂を破るアタリが!
また宮ちゃんです。
今日は何だか宮ちゃんにアタリが集まります。

「その引きは本命だろう」
「いや、分かりませんよ。フグかも」
半信半疑の宮ちゃん。


じゃーん。
やはり本命でした。
美しい40クラスのメスです。
久しぶりで嬉しそう♪

以前からやってみたかったという、神経締めに挑戦するようです。道具は買ってあったのですが、使う機会がなかった、と。
額からニードルを刺しますが、上手く脊髄に入らなかったみたいで、ワイヤーは入っていきません。
ならば、と尻尾側からやってみると、何とかスススス……とワイヤーが進んでいきます。
ビビビビ……と痙攣しているのは、効いている証拠。
無防備なところにいきなり浣腸を食らったときのように、口を大きく開けて、カッと目を見開いたような表情に見えたのは気のせい?

そんなこんなで16:00ですよ。
11時間も浮いていて、釣果はお寒い限り。
日の入も遅くなったことだし、もう少し粘りましょう。夕マヅメのチャンスです。

いつもの○○根を流しますが、ダメな日はダメです。
「あっち、ものすごい鳥がいますよ」
宮ちゃんの言う方向を見ると、湾内に鳥たちが続々集結し始めています。

鳥山には至りませんが、噂のイワシが入ってきていると思われます。
「せっかくだから行ってみるか」

水深20m前後のエリアです。
海面で休む鳥たちもいれば、低空飛行で獲物をサーチしているのもいます。

トップにベイトの反応!
宮ちゃんはジグ、私はオイルサーディンが食べたいのでサビキ。魚探を見ながら、棚に合わせて仕掛けを下ろします。

プルプルプル……
来た来た。この弱々しい反応はまさにイワシ。
かわいいサイズのカタクチが顔を見せました。

群れは小さく、反応はすぐ消えますが、また別の小さな群れが通ります。
青物やヒラメは着いているのでしょうか。残念ながら宮ちゃんのジグに反応はありません。

イワシが3~40尾になったところで、我に返ります。
「キリがない」

17:20
ストップフィッシング。

17:45
沖揚がり。
他のボーターさんはとっくに揚がられたみたいで、車もありません。


片付け完了する頃には、すっかり宵闇が。

今日はまっすぐ帰ると言う宮ちゃんと現地解散。今日はお土産たっぷりでよかったね。


19:40
ひとりばんやの湯。
時間が時間なので、空いてました。
昼の数時間Tシャツになっていたので、腕が日焼けで少しヒリヒリします。


21:20
ひとり林家。
久しぶりだったので、曲がる道を間違えて時間を食ってしまいました。

22:10
海ほたる。
さすがに渋滞はなく、駐車場もガラガラです。
仮眠してたら、暴走族のバイクや車がブンブブブンブン!慣れっこだから驚きませんが、目が覚めてしまいました。そこんとこ夜露死苦!

首都高はまた工事渋滞で、プラス30分。
遅延したら特急料金を返金してくれる新幹線のように、高速側の都合で渋滞したときは、返金してほしいわ。

0:30
無事に帰着。
そんなに遅くならずに済みました。

絶好の釣り日和だったにも関わらず、不満足な釣果に終わりました。
まだまだ春は遠いようです。