外房では、ようやくノッコミが始まったんですかね。チラホラマダイの情報が入ってきます。
今年は結構遅れていたんでしょうか。
外房良ければ内房もいいんではないかい?
ノッコミだけでなく、ベイトのイワシが入ってきて、青物も出ているとの情報もあり、いやでも期待は高まりますなぁ。
ええもちろん、イヤなはずはありませんがね。
〈本日のメニュー〉
深場でアカ、オニ(赤鬼みたい)
テンヤ、タイラバでノッコミマダイ
日の出 4:33
日の入 18:41
長潮
満潮 3:22 11:29
干潮 6:41 18:03
3:15
現地着。
先客はカヤック1艇のみ。
前回のGW時とは大違いです。
ほどなく宮ちゃん到着。少し仮眠しましょう。
4:00
準備開始。
夜明けが早くなりましたから、その分準備も早くしないとね。
4:30
夜明けと共にしゅっぱぁつ!
今日も電動二刀流です。
左は深場用600番、右はタイラバ用500番。
もう一本はテンヤタックル。
宮ちゃん、そろそろその上着は暑いんでないかい?
確かに朝イチはまだ肌寒いけど。
ほらごらん。今日も朝日がキレイだよ。
4:40
近場でベイトを探してみましょう。
水深20mで止めてみると、それっぽい反応が出ました。
宮ちゃんにサビキを投下してもらいます。
さっそくプルプル来たみたい。
お、案の定イワシです。
しかし、小指ほどの小さいサイズ。
ポツポツイワシが上がってきますが、サイズはまちまちですね。
とりあえず、すべてイケスに入れておきましょう。
ボートの下をビュンビュン通りすぎるイワシの群れ。ちょっとした水中ショーのようです。
時おり海面でパチャパチャやってますので、シーバスか何かいると思うのですが、そういうルアータックルは本日持ち合わせておりませんので、悪しからず。
5:30
おいおい。
これって、前回イヤな思いをさせられた赤潮じゃない?
海中に浮遊するプランクトンが我らのやる気にブレーキを掛けます。
テンヤを落としてみますが、アタリすらなし。
よし、こういうときは深場だよ。
6:00
水温は18℃以上あります。
条件は悪くないと思います。
西風に合わせて、ポイントの西側へ。水深150mスタート。
上針より、
テンヤの海老
サビキで釣れたイワシ
ホタルイカ
サバ短
ホタルイカ
の5本針。
オモリは150号でいいかな。
では投入します!
シュルシュル……
おや、カウンター80mでラインの出が止まったぞ???
サバにでも捕まったかな?
巻き上げてみます。
おおおお……ものすごい引き。
これは、まさかまさかの……
やはりお前か!
40cmクラスのピアでした。
2枚掛かってましたが、ひとつは取り込みでバレました。
ところで、みなさんはエチオピアのこと、ピアって呼びます?
自分で勝手にそう呼んでたつもりだったんですが、何かのwebサイトで「ピアと呼ぶ場合もある」と見ました。同じようなことを考える人はいるみたいです。
クセのない白身は、我が家のタンパク源としてキープ。
7:20
ピアに邪魔されずに無事仕掛が着底した水深80m。
すぐに明確なアタリが出ました。
「おやっ!これはモノホンかも!」
クンクン
グッグッ
針掛かりを確認して巻き上げ開始
残り40mでゴンゴン。
いいねいいねー!
残り30mでもゴンゴゴン。
ほらほら!きっとそうだよ!
ほーら、アカボラー
年甲斐もなく騒いでしまいました。
お恥ずかしい……
8:00
どうやら水深が100mを超える辺りから、中層でピア攻撃が始まるようで、仕掛が棚まで届きません。
危険ゾーンを無事に通過できたとしても、油断は禁物です。ヤツは底にもいるんです。
ピアとピアの間に美味しそうなマサバがサンドされて揚がりました。
昔々、私がまだ紅顔の高校生で、マクドが100円メニューを出して間もない頃、裕福な同級生が100円バーガーを何個か買って、ハンバーグだけ抜き取ってダブルバーガー、トリプルバーガーを作って得意気に食べてたのを思い出しました。
ピアはバンズのごとくリリースして、サバはキープです。
8:30
埒があかん!
もっと深場へ行ってみようかしら!
ピアのいない幸せの海があるかもしれないよ!
あははははは!
と、勢い込んだものの、頼みのFUSOの電源が落ちているではありませんか。
接触不良かもしれません。
チェックして電源を入れ直しましたが、案の定起動画面でフリーズです。
こうなると、当分立ち上がりません。
ポイントも分からず、もちろん魚群反応も分かりません。目隠し状態です。
宮ちゃんがスマホの海釣図を立ち上げてくれて、かろうじて場所把握はできました。
水深250mのポイントを目指します。
と、北から南へ、ボートの前を横切る形で進む縦列隊の魚が見えます。
いや、魚ではないです。最近目撃情報が相次ぐ彼らでしょう。
イルカ。
鴨川シーパラダイスではありません。
東京湾の真ん中です。
にわかにイルカウォッチングの開始です。
白と黒のツートンは、カマイルカのようです。
海のトリトンは悠然と我らの前を横切っていきます。
城みちる~♪
およそ300mラインまで来たつもりですが、恐ろしいことに奴らはここにもいました。
きっと80~120m辺りはおびただしい数のピアで埋め尽くされているはずです。
何が困るって、仕掛がしっちゃかめっちゃかになることです。
やたら暴れまわるからハリスはチリチリになるし、船縁でフックを外せればいいのですが、ハリスが指に食い込んでちぎれそうになります。
仕方なく一度取り込みするのですが、今度はボートの上で大暴れ。
順番に取り込み→外しもできず、2枚目は、3枚目も一旦全部取り込まないといけません。
一本釣りの本ガツオなら心踊る光景ですが、こっちはシマガツオ。
リリースを終える頃には、フネはドロドロ、仕掛はぐちゃぐちゃです。
ではタイラバならどうか、と320gの深場用必殺ヘッドを投下!
どうぞ、無事に着底しますよーに!
と祈りも終わらぬ水深50mで捕まる始末。
もう打つ手なし。
ふたりハニワ顔で放心です。
10:00
ならば浅場!と今度はボートを南へ。
普段あまり狙わない水深70~30mのエリアに点在する漁礁エリアへ。
この辺ならイサキも狙えるし、テンヤもできます。
と、宮ちゃんが取り出したのはカゴ。
お主、まさか!
そう。イサキ狙いのコマセ釣りです。
まあ、それが正解かも。
宮ちゃん、ここまでお土産はピアのみ。
イサキでも出れば超優秀ですよ。私の分もよろしく!
70mでの一投目、キュンキュンの引きを見せたのはウマヅラさん。
うーん、この際ウマさんも貴重です。
イサキなんて贅沢は言わないので、ウマをたくさん釣っておくれ。
しかしその後アタリは頻繁にあるものの、上がってくるのはアカボラやベラなど雑魚ばかり。
11:40
(低音で)ドゥールン
ドゥールン
このBGMは!?
キャッ!
そ、その背ビレは……
ギャーーーッ!
ジョーズ!!
優に2mはあります。
悠然とさぶろく丸の下を潜ったり、回りをグルグル回ったり。
「イケスの血だ!」
宮ちゃんが気づきます。
サバやピアの血抜きをし、腸を抜いてその辺に捨ててたものに反応したようです。
イケスから少しずつ血が流れているので、しつこく嗅ぎ回っているんですね。
これが映画なら、その内ボートを鼻先で小突き始めて、やがて体当たりして我らを海に放り出すはずです。
そして一人ずつ……
美味しいのは宮ちゃんの方ですから、どーか私はあとにしてください……
なんてことはなく、実際はペットのように背ビレを触らせてくれたり、大人しいもんですよ。
いざとなれば、悪魔に変わるのでしょうが……
こーなると、しばらくサメ(アオザメ?)の撮影会です。
水深30mあたりでもこんなサメが出るんですね。驚きです。
しかし今日はイルカといい、サメといい……
名古屋港水族館かっちゅうの。
13:00
浅場も何も釣れません。
てか、例の赤潮が邪魔をします。
一縷の望みで、再度深場チャレンジしますが、当然のようにピアに瞬殺されて、やる気は1mmもなくなりました。
宮ちゃんのスマホのバッテリーもみるみる減ってきます。GPSは電池食うんですよね。
やがてスマホも使えなくなり、いよいよ勘に頼っての操船です。
13:30
いつもの○○根(とおぼしき場所)でタイラバ、テンヤ。
エビも全然減らないので、贅沢に2尾付けです。
長潮のクセに潮が効いていて、テンヤがビュンビュン飛ぶので、一番ヘビーな15号を使用しますがダメですね。
最後は朝イチの浅場に懸けます。
2~3km/hの速さで流されながら、テンヤ、タイラバを続けますが、宮ちゃんのタイラバに一度相当ヘビーな獲物が掛かったものの、途中でフックアウトしたきり。
相変わらず無数のイワシが泳ぎ回っていますが、本命は不在のようです。
葛西臨海公園かっちゅうの。
16:30
酷暑が予想された本日でしたが、沖はそれほど暑くなく、多少のスプレーを浴びて風を受けると肌寒かったりして、終日ウェーダーにジャージでちょうどよい具合でした。
ものすごく期待は高かったものの、大きな肩透かしを喰らった感じで、日の入りまで粘れずに沖揚がり。
X JAPANを聞きながら片付け。←館山あるある
海上で3艘ほどのミニボートを見かけましたが、それ以上には増えませんでした。
みんな赤潮とピアのこと知ってたんですかね。
18:00
現地を後にします。
18:30
ばんやの湯。
前回は芋洗い状態でしたが、今回は車も少ないぞ。
GWの反動ですね。ガラガラでした。
いつもはぬるく感じる38℃の人工炭酸泉が、少し熱かったのは、日焼けのせいではないはずです。
心が冷えていたのでしょう……
20:15
お馴染みの拉麺帝王。
別の店も検討しますが、やはりここに帰結するのだなぁ。
今回はいつもの帝王5辛にもやしをトッピング。これがすごく良かった。麺大盛より全然ヘルシーだし、お腹も一杯。
二度目の入浴かと言わんばかりの大量の汗を掻いてデトックスも完了。
大量より
大漁がいいねと
釣りオヤジ
ごちそうさまでした。