自作されてるジギンガーは多いと思います。
かくいう私も昨年5月、若狭湾でダブルのアシストフックを両方とも伸され、悔しい思いをしたことは今でも忘れられない教訓となっています。
漫画なら、ハンカチを噛んで「キィ~~ッ!悔しいっ!!」という場面です。
いつかは自作を始めるだろうと、バイスだけ買ってあったのですが、このたびようやく一念発起、バイス以外の道具、材料一式をフィッシング遊にて購入。
ボビンホルダーセット(バレーヒル)
柄付きニードル(よつあみ 小)
リング(WAO M)
フック(オーナー ジガーライトホールド5/0)
PEアシストライン(オーナー 215lb 4m)
熱収縮チューブ(オーナー 3.0mm)
約4,500円なり。
金額だけ見れば8~10パックの完成品が買えるなぁ、などとは思いませんよ。
道具、材料はそれぞれメーカーやサイズがいくつかあり、どれが自分のニーズに合っているかは分かりません。
とりあえず、これかな?と思うものを買ってみて試すしかありません。
自作されてる方々のブログを見て、作成方法を勉強します。
ふむふむ……(勉強中)……
なるほど……(勉強中)……
むしゃむしゃ……(食事中)……
で、総合したところ、以下のような方法が
スタンダードであろうかと。
①アシストラインを7cmにカット
利用頻度から言って、あまりロングジグの出番はありません。スロジギや、ショートタイプのジグに合わせて、短めのモノをたくさん作ろうと思います。
ラインはふたつ折りにしますので、最終的な長さ(3.5cm)の倍でカット。
②中芯を抜く
フロロラインが中芯として入っていました。
つまんで引っ張れば、簡単に抜けます。
フクロゴカイよりも簡単です。
③半分に折る
ラインを半分に折ります。
④ニードルを差し込む
一方の端からニードルを開いた状態で差し込んでいきます。
ラインに対してニードルが太い場合は、通りが悪いかもしれませんが、途中で突き出たりしないように、慎重に差し進めます。少し細目のニードルがいいですね。
私は「小」を選びましたが、「小小」かもしくは「極小」でもよかったと思います。
⑤折り返し点でニードルの頭を出す
⑥リングを通す
何回かリングを通し忘れて、やり直しの憂き目に遭いました……
⑦ラインのもう一方の先端近くにニードルのカギを引っ掻ける
引っ掻けたら開いた口を閉じます。
すいません、急にアシストラインの種類が変わってます……
あまり気にしないでください。
⑧ニードルを引き戻す
くわえた先端を自分の巣穴に引き込むように戻します。
簡単には戻らないので、少しずつ丁寧にしごきながら戻していきます。
慣れるまではこれが一番の難作業でした。
しごき方が雑だと、ニードルのクチバシの可動部分が奥に入り込んでしまいます。
そうなると巣穴の中で引っ掛かって、にっちもさっちも行かなくなるので要注意です。
⑨ラインを整える
両端の長さが揃う所まで引き戻したら、ニードルを外してラインを真っ直ぐに整えます。
⑩同様にもう一本①から⑨まで繰り返す
ただし⑥では、既に出来上がってるセットのリングに通します。
これで第一段階終了です。
完成品のイメージが湧いてきますね。
⑪ ラインにフックを刺し通し、バイスにセット
最終的にフックが対称的に外向き(ないしは内向き)になるよう、フックを刺す必要があります。
ここでトラブル発生。
以前に買い置いてあったバイスの口(フックを挟み込むところ)を目一杯拡げても、フックが挟めません。
元々がフライ用のバイスですから、ジギングのアシストフックの軸が太すぎるのです。
安いから、という理由ではないと思いますが、こればかりはどうにも対処しようがありません。
みなさんがバイスを選ばれる際は、口の開き具合をキチンとチェックしてくださいね。webではなかなか難しいですが。
急きょ買い直したこのバイスは大丈夫でした。
SUNRISE(サンライズ)タイマスターバイス
1,836円(税、送料込)
amazonにて。
購入者のコメントに「ジギングのアシストフック作成用に……」とありましたので、たぶん大丈夫だろうと判断しました。
⑫フックの軸に下巻きをする
スッポ抜けのリスクを減らすためだそうです。
巻き付けたら、瞬間接着剤をちょびっと垂らします。
⑬本巻きする
そのままフックにアシストラインを重ねて、チモト部分からしっかりと密に巻き付け、折り返して1往復。
最後に瞬間接着剤でほどけ防止をします。
⑭熱収縮チューブを被せる
巻き付け部分をカバーする長さにカットして、フックに通し、熱を加えます。
ドライヤー、ライター、熱湯など、方法は色々あります。
完成~!
夢中で何セットか作ったところで、「ちょっとアシストラインが細くないかい?」と思い始めました。
で、フィッシング遊にて物色。
ちょい高め(1,000円超)でしたが、買いました。
よつあみウルトラノット40号(330lb)
やや太かったなぁと後悔したニードルもピッタリ、スムーズ。
ただこのラインの難点は色落ちするところ。
指先がオレンジに染まります。
ということで、⑦、⑧の写真を後から当てはめたというわけです。
フックはダイワのソルティガライトアシスト3/0を組み合わせてみました。サクサスフック仕様。
いいんじゃないですか?
どうでしょう。
実釣で使ってみます。

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