1991年8月 クーデター、トップの潔さ、民衆のパワー…etc、ソビエト連邦は崩壊し各共和国に分離独立した。

1959年4月8日 ソ連軍初の原子力潜水艦K-19の進水式が華々しく行われていた。
ロシアの伝統では女性が船舶の洗礼を行うものであったが、誰かのエゴか知らんが男性がこの日は行い、しかも艦首にぶつけられて割れるはずのシャンパンの瓶が割れずに跳ね返ってしまうという不吉な前兆で幕を開けた。
7月4日 K-19はグリーンランド近くの北大西洋上を航行中に一次冷却系の低下により冷却水漏れを起こした上に、他の故障も重なり救援すら呼べず、乗組員は高濃度放射線被曝し、修理班は8人全員が1週間以内に死亡した。(被曝量は致死量の10倍に当たる45シーベルト)

何とか友軍の潜水艦と合流したK-19は、2年に及ぶ改修工事を経て、「ヒロシマ」というあだ名をつけられて再び艦隊に戻ったが…。
1969年11月 北極海でアメリカの原子力潜水艦ガトーと衝突。
1972年2月には、カナダ沖で任務中に機関室から出火、当直の乗員28名が死亡、離れた奥の魚雷室で生き延びた12人も、救助できずそのまま曳航。24日間も暗闇と効かない暖房、少ない食糧を耐え抜いた。(救助活動には40日以上、30隻以上の艦船を要した。)

K-19は、1991年にも原子炉トラブルを起こし御役御免となったが…、


1965年2月 原子力砕氷艦レーニン 原子炉の冷却水喪失により暴走。事故の2年後、原子炉は北極海へ投棄。
1986年10月 バミューダ諸島沖で核弾頭搭載のK-219 事故により火災発生後に沈没。核弾頭もろとも海中に沈んだ。
1989年4月 ノルウェー沖 原子力攻撃型潜水艦が火災発生し沈没。40数名が死亡し、核爆弾2個も海没。
2000年8月 ロシア海軍でも、北極海で攻撃型潜水艦K-141が艦首魚雷管室で爆発、炉心に約2tの核燃料を搭載したまま118名の乗員もろとも沈没した。

ソ連崩壊後のグラスノスチ(情報公開)で、旧式化した原子炉を少なくとも日本海に4基、北極海に17基投棄し(という事は倍以上?)、大量の放射性廃棄物も海洋投棄していたという事実が発覚した。
ソ連に限らずモラルの低い国は身近にありますので恐らく今も海洋投棄されているでしょう。(残念ながら東電や他の電力会社も同じですけどね…(T_T))

鯨やイルカよりこっちの方が深刻な問題だと思うんですがね