クリスマス・イブ。最早そんなものは何の関係も無いが、六本木を通るためか無茶苦茶混雑していた東京メトロ日比谷線に閉口しながら、ようやく自宅最寄り駅まで辿り着き、駅前にあるスーパーに足りない食材だけ買おうとして入った。

 そこで見た物は・・・

 え! 紅白のお餅・・・ 鏡餅や!

 これが「東京」で売られていたのを見たのは今年が初めてである。しかも二度目。

 最初は三日前、行った東京都町田市の南町田グランベリーパークの食材売場。

 この写真のオレンジ色の枠で囲ったのが、このアウトレットの中にある食品売場街の入口。この中には普通の魚屋、肉屋、八百屋、乾物屋などが軒を連ねている。加えて、ラーメン屋や焼き鳥屋なども含むレストラン街、スイーツやお菓子の店などデパ地下的な店もたくさんあり、食べ物なら何でもあり的な空間となっている。

 その一角の乾物屋で、紅白のお餅、しかも丸餅が売られていて、私はぶっ魂消たのであった。

 以下の写真は本日(24日)東京都町田市内にて撮影。

 鏡餅としては小さい(直径12センチ程度)が、最近はみんなこの大きさ。

 こちらは直径6センチくらい。「袋のままお飾り下さい」との注意書き。明確に鏡餅として作られ、売られている。

 角餅まである!

 

 鏡餅が紅白なのは、私の知識及び記憶では、金沢だけの習慣である。

 私の生まれ育ちは金沢の町ではないので、私自身が紅白の鏡餅を家に飾った経験は全くないが、知識として、常識として、「金沢の鏡餅は紅白」というのは知っていた。

 それが「東京」に進出してきたのか。

 製造者は石川県白山市の会社(上記写真では「生産組合」と表記されているが内実は不明)。旧松任市内。松任は、あんころ餅で有名なように、和菓子製造が盛んな地。品質は信頼できるに違いない。

 ということで、頼まれもしないのに紅白のお餅を買って帰宅した私でした。

 

 金沢から発した紅白の鏡餅、日本を席巻・・・となるのだろうか。