コロナウィルスに感染しました。

 なので、この週(7月22日から26日)はほぼ自宅に閉じこもり。ゆっくりしたといえば聞こえは良いが、身体的にはそれほど辛かったわけではないので(咳に多少苦しめられた程度)、ヒマ。

 結局、読書以外では、スポーツ中継三昧。

 折良く(?)行われていた高校野球は、朝日新聞のサイトからつながっている YAHOO SPORTS で全国の試合を観ることができると気付いて、大いに利用させてもらった。おかげで、町田にいながら地元石川大会の試合まで観戦できた(準々決勝:星稜VS遊学館など)。

 最近は準々決勝辺りから1日ずつ休養日を挟む日程が定着してきている。北陸3県の日程は、23日準々決勝、25日準決勝、27日決勝で揃っている。他地方大会の日程も概ね同じような進行具合で、本日は多くの大会で決勝戦が行われるようだ。

 しかし、私はこれから相模原へ向かう。

 J3第23節:相模原VS金沢戦のために。

 というわけで、久々の現場観戦。その前に、始まったパリ五輪のサッカーネタをアップしておきます。サッカーにご関心のない向きにはわかりづらい内容ですが。

 

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2024年7月26日 日本代表(なでしこJapan)VSスペイン代表

(パリ五輪女子サッカー 予選グループC第1戦 at ナント:NHK総合)

 男子は5対0の圧勝でスタートを切ることができたサッカーだが、女子(なでしこ)はそうはいかなかった。

 優勝候補スペインに1対2で敗北。内容的にも完敗だった(人によっては惜敗という方もいらっしゃることを付記しておく)。

 昨年のW杯で4得点を奪ったカウンターが、同じ相手なのに、機能しない。

 スペインはそのときの「反省」から、日本を徹底的に研究していた。

 中心選手の長谷川唯にまったくボールが入らない。彼女とボールの間には常に選手が配置されていた。

 しかも、日本のボール保持者にはすぐにマークがつく。

 ために、日本の攻撃はトップめがけてがボールを蹴るしかなくなり、その距離を長くすればパスの精度は落ち、一つしかないターゲットに激しいマークを付けられればボールをスペインに奪取される確率が上がる。

 日本は有効な攻撃手段を見出せぬまま、得点はセットプレー(FK)からの1点にとどまった。それは素晴らしいゴール(藤野選手)だったのだけれど。

 池田監督も手をこまねいていたわけではない。

 直前の金沢での試合(7月13日:VSガーナ代表 at 金沢ゴーゴーカレースタジアム:フジTV)の通り4-4-2で試合を開始したが、後半には3バック、否5バックに変更して5-4-1。トップの人数を削って手簿の人数を増やし、中盤から走り込んでくるスペイン選手のケアに人数を割く。

 攻撃は、サイドのスピードのある若手選手(後述の清水選手ら)を活用し、中央でのうまいスペイン選手との激突を回避しようとする。

 長谷川の守備の負担を下げて前に出す効果も狙ったのだろうが、これも見透かされていた。

 とにかく、スペインは完璧に日本を研究していた。優勝候補に、世界ランキング1位に、昨年のW杯チャンピオンにここまでされては、勝ち点を取れなかった(1対2の敗北)のも致し方ないと感じてしまう。

 だが、局面局面で日本の選手がスペインの選手に劣っていたということは全くなかった。悲観することはない。

 ほぼ単一チーム(バルセロナ)で組んだスペイン代表のパス回しが、子供のころからの仲間同士のお互いにわかりあったコンビネーションが余りに優れているのだ。この強さは日本だけでなく、他チームをも翻弄するだろう。

 願わくは、なでしこがあと2試合に実力を遺憾なく発揮し、決勝トーナメントのいずこかでこのスペインと再戦を果たさんことを。

 何、優勝した2011年のW杯だって、予選リーグでは1敗しているのだから。

 

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 この試合で怪我をした清水選手(五輪後には英国の強豪・マンチェスターシティへの移籍が決まっている)がチームを離れた。倒れて即、自分から「ダメ」のサインを出したとおり、相当の怪我だということだ。

 選手の離脱は、先述の金沢での試合後の北川選手(石川県出身)に続く二人目。これまで培ってきたなでしこの選手層の厚みが問われる。

 

2024年7月24日 U-23日本代表VS パラグアイ五輪代表

(パリ五輪男子サッカー 予選グループD第1戦 at ボルドー:NHK総合)

 パラグアイの選手が日本の選手のスピードと切り返しについて行けない。ボールをもつ日本選手を止めようとするパラグアイの選手はラフプレーのオンパレード。

 これは怪我に気をつけないと、と思っていたら、案の定、平河(前町田)選手がやられてしまった。右足首を相当踏みつけられ、ひねっている。軽傷ということはないだろう。出来るだけ早期の回復を、そして彼の今後のサッカー人生に影響がないことを祈るのみ。

 怪我でその後のプレーを変化させられてしまった例は、小倉隆史(元名古屋)、小野伸二(元浦和)を覚えているからね。

 この平河に対するプレーを審判はカードも出さずに流したのだが、VARが介入。その結果一発レッドカードに判定が変更され、パラグアイは一人少ない戦いを強いられる。しかも、この時点で既に1点リードを許していた。

 パラグアイのプランは、前半はこのまま0対1で、後半開始からの十数分で同点に、となる。当然。

 だが試合展開は逆に。その時間を何とか乗り切った日本が追加点を挙げたことでパラグアイの戦闘意欲は薄れ、試合の帰趨は決した。

 それにしても5対0とは凄いスコアだ。海外マスコミの中には「衝撃的」と報じたところもあるという。

5点差が妥当かはともかく、力の差はあった。当然、日本が上ということで。

 アジア王者と南米王者の対決がこの点差。23歳以下とは言え、世界の勢力図の変化を満天下(全世界)に知らしめる、パリ五輪全体の日本初戦であった。

 

 平河選手は予選リーグの残り2試合には出場できないとの報道。町田でプレーを身近で観てきた選手だからというだけではないが、気になっている。選手生命に関わる怪我ではなく、思ったより軽傷でほっとしている。

 

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 コロナ感染が再び流行の兆しを見せています。町田市内の内科系医療機関は、既に増えてきた「患者」の【捌き】について相互に連絡を取り合う連携を開始しています。

 皆様もご注意ください。