久々にサッカーの話題を書こうとして、パリ五輪などを題材に原稿を用意していたのだが、7月8日と9日にJ3ツエーゲン金沢の選手補強のニュースが次々と入って来て、私の中の優先順位が変わった。サポーターというのは、自チームの良い話題に触れると、代表や五輪などどうでも良くなるのである。

 なので、書きためた原稿はボツ。J3金沢について書きます。

 金沢は7月8日と9日で3人の選手の加入を発表した。

 

平 智広(DF J1東京ヴェルディより完全移籍)

西谷 和希(MF J2徳島を既に退団していてフリー)

熊谷 アンドリュー(MF J2千葉より完全移籍)

 

 いずれも、現在のJ3レベルでは得難い選手で、チームのJ2昇格への本気度が伝わる。

 おかげでX(旧ツイッター)はサポーターたちで大騒ぎに。私がこうした移籍情報を早くに知ることができたのも、そのおかげである。

 何せ三部ですからね。大手マスコミが報じるはずはありません。

 おそらく3人とも私は現場で観たことがある。そのウチの一人、熊谷アンドリュー選手は2016年に金沢に在籍していたので、その記録を持っていないかどうか、私はPC内を探した。

 2016年。金沢はJ2・2年目であった。

 その年の自分の「観戦記」から。

 

 3月20日。私にとって2年振りの町田市立陸上競技場。まだGIONスタジアムにはなっていない。前年は金沢がJ2で町田がJ3だったので対戦がなかった。この試合には熊谷は出場していなかったようだ。

 1対2で敗れている。

<2016年3月20日:町田市立陸上競技場>

<同陸上競技場アウェー側ゴール裏。電光掲示板がカラーでない。工事中なのはバックスタンドそのものではなく、おそらくそこへ工事機材を通すための通路の整備だと思われる>

 

 4月9日。フクダ電子アリーナ。彼は次の年、ここを本拠地とする千葉に移籍するのだが、この試合では金沢のFWとして先発出場していた。本来のポジションは守備的MFなのに。この試合は第7節なのだが、金沢はこの年まだ勝利なし。2引き分け4敗という惨状だった。なので、監督が長身で攻撃センスもある彼を違うポジションで起用して荒療治に出たのかも知れない。

 1対2で敗れている。

<2016年4月9日:フクダ電子アリーナ>

 

 5月3日。石川県西部緑地公園陸上競技場。先日書いた石川県立野球場のことと、対戦相手の札幌で小野伸二が出場したので大喜びしたことばかり書いていて、熊谷には途中出場したことしか触れていない。だが、交代した選手からみて、この日もFW起用だったようだ。

 0対1で敗れている。

<2016年5月3日:石川県西部緑地公園陸上競技場メインスタンド前。なんだか人が少ない感じ>

<試合中の同競技場内。この写真で気付いたのだが、スタンド正面に看板を出している企業さん(TSUKIBOSHI)が近年、スポンサーになられていない。加賀市内に工場があったはず。今はどうなっているのか気になる>

 

 8月11日にも味の素スタジアムで先発した彼を観ている。今度は右の攻撃的MFとして。

 1対4で敗れている。

<2016年8月11日:味の素スタジアム。試合前のウォーミングアップに向かう選手達>

 

 最終的にこの年の金沢は下から2番目の順位に終り、この年のルールにより、J2残留をかけてJ3・2位の栃木との入替戦に回った。そして、かろうじてJ2残留を果たす。

 これが理由ではないのだが、この年の秋の私はサッカーを離れ、船橋アリーナでバスケットBリーグ・千葉ジェッツの試合を何度も観ている。後援会にも入会していて、会員証は今でも持っている(何年も使っていないけれど)。

 その船橋アリーナで千葉ジェッツが試合をすることは、もうない。JR南船橋駅近くの東京湾沿いに1万人収容のアリーナ「ららアリーナ東京ベイ」が完成したからだ。

 

 ということで、パリ五輪男子バスケット日本代表12名発表、という話題につなげていきたいのだが、本日はここまで。

 

 余談・・・

 今は、実は世界的にはサッカーはシーズンオフ。なので移籍が活発。シーズン中にもかかわらずJリーグも移籍を認めざるを得ない。2026年からシーズンを夏開幕・春終了に切り替えるのも、それがほとんど唯一の理由だ。

 だが、真夏に試合をするのが試合の質を保つ上で適切でないという理由も、このところの猛暑では理解できてしまう。まあ、1年のウチにもう一つ、サッカーをやったり観たりするのに適切でない季節がある地域が我が国には存在するという事実を、とくにそうでない地域にお住まいの方には認識しておいていただきたいですが。

 かつて、その地域である新潟で活躍し「新潟の至宝」と呼ばれた本間選手が、行っていたベルギーのチームから浦和レッズに移籍というニュースにも驚いた。攻撃にアクセントをつけたいのだろう。今いる攻撃の選手(誰とはここでは書きませんが)にダメ出し、って感じがしなくもないが。

 そういえば2016年の浦和は・・・

 思い出すと頭にくる年かな・・・