毎日のようにニュースが飛び込んで来て、サッカーのことを書くどころではない。

 

1.「北陸応援割」石川県も3月16日から 富山、福井、新潟と同時スタートの方針

 中日新聞WEB版(2月28日)より見出し。

 前日の読売の報道は、この石川県の決定への「振り」だったようだ。

 加賀温泉郷協議会の要望が通った。

記事から引用

「応援割を巡っては、コロナ禍の長期化や物価高騰の影響も残る中、特に北陸新幹線が延伸する南加賀地域の加賀温泉郷協議会などから早期開始を求める声が上がっていた。一方、旅館やホテルへの2次避難者は今月22日時点で5039人おり、被災者支援と観光需要の回復で揺れていた」

 「揺れていた」が、両方やると決めたのは、前日の報告の通り。

 

 この記事を読んで思い出したわけではないが、本の、紙の時刻表を買いに書店へ入った。ところが・・・

 JTBのがない。売切れ!

 仕方なく、というわけではないが、私は特にこだわりがあるわけではないので。こちら

 JR版を購入した。

 3月下旬の加賀行きに備えて、3月16日からの、第3セクター【IRいしかわ鉄道】のダイヤを確かめるのが目的の一つなのだが、現在のJR西日本のダイヤとほとんど変わっていなかった。

 金沢から敦賀までの線が、JRを表わす黒い太線ではなく、私鉄扱いの青くて細いムカデ足線になっているのは寂しい。その代りに、赤い新幹線の線が引かれているが、その線は敦賀で止まっている・・・

 

 さて、本日のメインはこれではない。昨晩(27日)こんなニュースが飛び込んできた。

 

2.出漁中行方不明になり、北朝鮮で生存が判明した寺越武志さんの母・寺越友枝さん死去92歳

 読売新聞オンライン(2月27日 20:35更新)より見出し。

 

 この見出しを読んでわかる方がどれだけおられるであろうか。

 「寺越さん事件」。私は「さん」をつけてしまうが、既に「寺越事件」との名称が定着しているので、関心のある方はネット等で検索していただきたい。

 石川県の海で、日本海で、あの頃、北朝鮮が関係して起きた事件ということで、これ以上の記述は止めておく。私はこの方面の研究者でも取材者でもないので、生半可なことを書くことは出来ない。

 この事件を知っている人に東京で会ったことがない。じゃあ石川県の何パーセントの人がこの事件を知っているのかと問われれば、多くはない・・・いや、少ない、と答えざるを得ないのだが、非常に重い事件である。

 偉そうに言っても、私もこの事件を知ったのは、北朝鮮からお母さんを訪ねて寺越さんが金沢に来た、との報道に接したからだったと思う。

 寺越さんはまだ北朝鮮にいる。当然、お母様の死に目には会えなかったわけだ。

 そんな次の日に、国立競技場で、なでしこ(サッカー女子日本代表)が北朝鮮代表と試合をしたというのが、何だか因縁めいていて、私の神経をケバ立たせる。

 海岸に行けば、ハングルの書かれた木片やプラスティック製品が砂浜に流れ着いている。そんな土地で育っている者の感覚である。