来る3月16日に予定どおり北陸新幹線が福井県・敦賀まで延伸されれば、富山・石川・福井の北陸三県に一つずつ「温泉」という名を持つ新幹線駅ができる。

 

富山「黒部宇奈月温泉」(既開業)

石川「加賀温泉」

福井「芦原温泉」

<JR西日本のサイトより>

 加賀温泉は私の故郷。芦原温泉は、駅としても、市としても(加賀市、あわら市)お隣り。

 

 加賀温泉の一つ、山代温泉のホテルは昨日から能登大地震避難者の受入れを始めた。加賀市長は既に4日に受入れ意思を表明していたから、ようやくという感じである。

 一方で、同じ山代温泉のホテル・旅館の中にも設備に被害を受けたところがあって、今月末くらいまでの休業を余儀なくされている。母方の親戚が経営しているホテルだ。

 甚大な被害を受けた地域から100㎞以上離れているとはいえ同じ県。観光どころではない。

 これら細かい情報の多くは、金沢の北國新聞さんと中日新聞北陸本社さんが紙面を無料公開してくれているので知ることができている。新聞紙面をそのままスマホ等で見ることができる「ビューア―」というアプリが各社にあるのだが、通常は当然、料金を払っている購読者しか使えない。両社はそれを現在、無料で開放されている。

 おかげで東京にいる私も、故郷で母が読んでいるのと同じ紙面をスマホで見ることができている。超ローカルな情報に接することができている。

 また、ツイッターでフォローさせてもらっているツエーゲン金沢サポーターの方々も続々と地元の情報を上げたりリツイートしてくださったりしている。中には、実際に設備復興関係のお仕事をされている方もおられる。

 これらは、私が情報を得るという意味では良いことなのだが、反面、あまりに細かい情報、しかも大部分は悲惨な情報であるので、私の精神状態は元日の夕方からあまり改善されていない。

 以上の情報は当然、石川県のものばかり。お隣・越前の情報はなかった。

 だが、今日(11日)になって、読売と朝日が芦原温泉(福井県あわら市)の状況を報道していることに気付いた(共にWEB版)。あわら市内で道路が陥没したり、神社の灯篭が倒れたりしているという被害状況や、芦原温泉の被災者受入れなどが報じられている。

 私がこの状態でもブログを書きたいと思ったのは、芦原温泉でも予約のキャンセルが続出していると、この報道で知ったからだ。

 芦原温泉も被災地だ。だが、同県内として被災者支援に舵を切った加賀温泉とは事情が異なり、ほとんどのホテル・旅館は通常営業している。

 芦原温泉への旅行を計画されていた方がおられれば、予約をキャンセルせずに、行ってください。恐竜博物館や永平寺や東尋坊を楽しんでください。カニを味わってください。

 

 

 

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 ようやくこの程度の文章を書く気になりましたが、まだまだ気鬱の日々が続いていて、音楽を聴いたりスポーツを見たりする気になりません。昨年末から用意していた原稿も眠ったままです。

 再びJリーグや音楽について書ける日を待つことにします。