一クラシック音楽ファンがYouTubeにレコメンドされたリストに基づき、自らの洋楽Best10を綴る第2回。
このベスト10に掲げる曲は、当たり前だが、すべて古い。字義通り、前世紀の曲ばかりである。
その中でも最も古いのは、前回掲げた第3位「宇宙のファンタジー」と、第6位「ステイン・アライブ」(ビー・ジーズ)の1977年。次に古いのは第8位、ビリー・ジョエルの「オネスティ」で、1978年・・・
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こんな原稿を昨日(8月8日)用意していたら、今朝(8月9日)オリヴィア・ニュートンジョンの訃報に接した。各メディア結構大きな扱い。うん、それだけ思い入れのある人だ。
「そよ風の誘惑」や「カントリー・ロード」での清純なイメージが、数年後の「フィジカル」で、「え、こんなきわどい歌詞!」と思った記憶がある。
懐かしい人が去って行く。
アニメ「ルパン三世」の次元大介の声優・小林清志さんの訃報も、今朝の朝刊(紙の)で知った。
「ルパン三世」のテーマ、散々吹奏楽部でやったよなあ、今でも手や指の動きは憶えてるで、と思いつつ。
甲子園から吹奏楽の音が聞こえる季節には、どうしてもかつての音が脳裏によみがえってくる。
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第8位:Honesty (Billy Joel)
「オーネスティー サッチアロンリーワー」
Honesty, such a lonely word
正直って言葉には、仲間はないよねえ。
え! こんな歌詞!(違っていたらごめんなさい)
ビリー・ジョエルには他にも好きな曲はいっぱいある。
金管楽器が吠える曲が好きと言ったり、ピアノの弾き語りが好きと言ったり、両極端だなあと、自分でも思う。
第6位:Stayin' Alive (Bee Gees)
高校生の時。夏休み明けの女性教師。
「夏休みに『サタデー・ナイト・フィーバー』いう映画見たんやけど、良かったよお!」
先生は現代国語の授業を始める前に、かなりの時間を割いてこの映画の「解説」をした。生徒たちの方がその熱(フィーバー)についていけなかったような記憶がある・・・
その主題曲が、これ。
私がこの映画を実際に観たのは、済みません、その10年以上後です。
演じる役者の実年齢が、役の年齢よりかなり高いことが当時話題になっていて、この先生もその点を指摘していたのだが、その伝統(?)はこの後、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックスに引き継がれる・・・
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と、高校時代の思い出を書いてしまうと、やっぱり吹奏楽の話に。
本当に、吹奏楽のレベルは高くなった。当時の自分たちが今の甲子園でやったら、恥ずかしくて、NHKさんとABCさんに「音小さめに放送して」と頼まなあかんのちゃうか思うくらい。
「応援歌」も多彩になった。当時は、聞き覚えの早稲田や慶応の応援歌を自分たちで譜面に起こしてやっていたりしたからね。
今大会でもTVから聞こえる「Smoke on the Water (Deep Purple)」や「We Will Rock You (Queen)」も、曲としては当時すでに存在していたと思うけど、これらを「応援歌」として使おうとは、気づきすらしなかった。有名になった「African Symphony」も、演奏経験はあるが(当時の吹奏楽界では「名曲登場」と、無茶苦茶話題になりました)、これを野球場のスタンドで演奏しようとは、考えもしなかった。
今日、ラジオから「ザナドゥ」が流れているのを聞いた。「フィジカル」の少し前のオリヴィア・ニュートンジョンの曲だ。映画の主題歌だったはずだが、「サタデー・ナイト・フィーバー」や「バック・トゥー・ザ・フューチャー」を観た記憶はあるのだが、この映画はまったく記憶にない。