今朝(2022年3月8日)のNHKニュースで、私が先日書いた「ゲルギエフ解任」のニュースが読まれた。だが、アナウンサーは「ワレリー・ゲルギエフ」を知らなかったようで、噛んでしまった。
アナウンサーは桑子さん。
お義父様と同じ職業の人なのだけれど、知らなかったのね。
小澤征爾を生で見たのはただ1度。1978年3月9日の金沢市観光会館(現金沢歌劇座)での演奏会。ちょうど44年前だが、3月9日という日付は、実は定かでない。名古屋公演が3月11日で、その前日、山中温泉に泊まったというブログを書かれている方がおられるので、それに従わせていただいた。
その山中温泉の5km北西の所に私は泊まって、じゃなくて、暮らしていたのだ。金沢からの帰路、金沢公演終了後に山中温泉に泊まると報道されていたボストン交響楽団の人たちと会わないかなあ、などと期待していたのだが、そんな奇蹟が起きるはずはなかった。
金沢公演のプログラム:
ブラームス:交響曲第3番
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
(続けて演奏)ラ・ヴァルス
アンコール:バルトークの何とか(未だに不明)
プログラムを読んでいた父が終演後に
「一曲足らんぞ」
と言ったのに対して必死に説明したのを憶えている(ラヴェルのこの2曲連続演奏は、今はあまりやらない)。父はクラシック音楽とはまったく無縁。ただ、金沢市中心部に住んでいたことがあるので、
「観光会館ってどこや?」
という問いに
「本多町」
と答えるだけで良かった。
金沢市観光会館 →金沢歌劇座
石川厚生年金会館→本多の森ホール
名前、それに経営主体も変わったけれど、あの頃あったホールは今も健在。それに石川県立音楽堂も加わって、金沢は、この都市規模で1,500人クラスの劇場を3つも持っているという、凄い町です。
2021年11月撮影の石川県立音楽堂正面。
え! もう3年も入ってないの、ここに、俺・・・
小澤先生の演奏も、必ずもう一度!