木曜、「人とくるまのテクノロジー展」での説明員でくたくたになったあと、最初に勤めていた会社の元同僚と横浜で会い、酒を飲みながら話をしてきました。会社を辞めたのが同じ時期で、辞めてからも再就職の就職活動中含め何度か会って酒飲んだりしていましたが、今回も1年ぶりだかの久しぶりです。

 

近況報告とか、だれはどうしたかといった話に加えて、最近はやはり老後の話が主題になってきています。その同僚、年齢は私より1つくらい下ではありますが、もうこの年の1つは誤差範囲。同年代になります。

 

 

ここ1年だか2年は個人事業主で仕事をしていたのですが、この春に完全リタイアとの事。年金受給まであと2年ありますが、その間は貯金切り崩しでやっていくようです。

 

 

そういえば、私の知り合いでは完全にリタイアの人はこの方を含め2名だけですね。たぶん65歳になるともっと増えるのでしょうが、それまでは雇用延長とか契約更新とかで仕事を続けているようです。

 

 

最初の会社では早期退職した方の多くが、一般財団法人工業所有権協力センターというところへ再就職をしているのですが、そこなんか嘱託採用ではありますが、67歳までは普通に延長で、それ以降も最長73歳までとかいう条件。これが良いのか悪いのか、まあ仕事を続けたい人にとっては良いんでしょうね。ただ仕事そのものが特許の内容を理解しなければならないというものなので、自分考えると歳とともに理解力というか集中力の低下で、そのような仕事を70歳近くにもなって続けるのはとても無理そう。

 

 

この話はこれとして、この前行ったトリエンナーレの展示で、3Dプリンター作った実物大の人形を透明なビニール袋へ入れて捨ててあるといった展示がありました。この人形、職業が「弁護士」「管理職」「経営者」「会計士」の4つで、今話題になっているAIによって人が必要とされなくなるといわれる時代の風刺。

 

 

今年の横浜トリエンナーレのテーマが「魯迅」の「野草」という作品をモチーフに、「新しい社会関係を創造し、個に立脚した国際主義を呼びかける」という事だそうで、その中で、世の中の潮流にどう抗うのかといった展示が多くありました。

 

 

ところで、弁護士とか会計士とかという専門職は別として、管理職とか経営者とか、これってセカンドキャリアでとても身につまされるものでもあります。

 

 

セカンドキャリアでの就職の採用面接とかやると、これがまあ多い事。「どんな仕事をしていましたか?」って問に、平気で「管理職」「部長」「経営」とか答える人が本当にいます。もちろん採用されることはないかと思いますが、AIがどうのこうのの前にこりゃあいらない。こればかりは潮流でもなんでもないかと思います。昔から必要なかったんじゃないかな。

 

 

トリエンナーレでは自然環境や労働環境につながる作品とかも多くありました。特に自然環境はこのまま行くとどうなるのかがとても気になります。物価の値上がりのかなりの元凶になっているし、物価だけならまだしもこのままこの熱帯化が進むとどうなるのか。どでかい生成モデル使って環境シミュレーションやりながら、熱帯化防ぐ効率的な対処方法とか見つけられないもんかなとつくづく思います。ただし、生成モデル動かす環境負荷もなんとかしないとだめかも知れませんが。

 

 

混乱した国際環境にしてもどうなる事か。

 

 

こんな事思いながら、明日も仕事。