一昨日の金曜、神奈川近代美術館で開催している井伏鱒二展に行ってきました。
家から元町までバスで行きそこから歩き。
天気も良くさわやかな陽気。ただしこの季節にしてはちょっと暑い。
霧笛橋からの文学館。 この風景ってすごく良い感じ。
秋の花が大佛次郎記念館を飾っていました。
展示は没後30年って事で「アチラコチラデブンガクカタル」というサブタイトル通り、幅広い交友関係を伺わせる展示。かなりの展示数で井伏ファンでなくとも結構楽しめそう。
井伏鱒二っていうと、その昔の国語の教科書の定番「山椒魚」が超有名。そして黒い雨とか。「ドリトル先生」の翻訳も。
展示室の入り口にあったディスプレイ。左から佐藤春夫、井伏鱒二、太宰治だそうです。似ているかどうかは別として、この3人のエピソードが今年の9月、”太宰治「人間失格」の原体験記した井伏鱒二の書簡発見”というタイトルで日経新聞とかに掲載されていますが、パピナール中毒で精神科に入院していた太宰の様子を井伏が佐藤に伝える書簡が見つかりました。
この書簡も今回の展示の目玉。芥川賞がらみの話でもあるのですが、当時の芥川賞というとたいへんな栄誉だったんですね。
展示を見終わって、ちょっと早かったけど、この春にオープンした「す・す・す」というミュージアムレストランというか寿司屋というか、文学館館内のお店でランチ。
コロナの影響で以前営業していたカフェがなくなって寂しかったのが、新しく入ってくれて、ありがたいです。
企画展に合わせた特別メニューを出しているようで、井伏鱒二の鱒の字にちなんだサーモン親子丼ってのをオーダーしました。
それがこちら。
お寿司屋さんだけあって、ネタは新鮮でおいしかったです。
この後、元町でぶらぶらとしてまた元町からバスで帰宅。
文学の秋とかいうけど、良かったです。