横粂勝仁議員、ネットでの政治活動「政治が身近になりすぎて劣化した」 | あはれ

横粂勝仁議員、ネットでの政治活動「政治が身近になりすぎて劣化した」

小泉進次郎議員が昨日に続いて8日も予算委員会で質問に立ちました。この日の予算委では、子ども手当の是非についての議論の中で、民主党の泉健太議員と菅直人首相が、各種控除の廃止で事実上の所得制限はなされているという主張をしていたのですが、その是非について考えながら買い物してました。駅近くのマンション売り込みビラ配り(山をドカっと削ったもの;;)がアクティブ過ぎてウンザリしながら帰ってきたら、横粂勝仁議員がブログを更新されているのに気づきました。なんでも、これから(インターネットで)「本気の発信」をする と…。

ザっと読んで。おかしいと感じました。

一番間違っている点は、ちょっと短くしましたが記事タイトルの文章。ネットの普及によって「政治が身近になりすぎ、政治家の器も小さくなり、政治が劣化してしまっていることも事実だと思います」

どこにそんな事実があるのでしょうか。「政治が身近になることと、政治家の器が小さくなること」に相関関係なんてないでしょ。もともと、小選挙区制度だと国会議員が地元に張り付き気味になってしまうという害があるから、中選挙区制にすべきという議論の中で「政治家の器が小さくなる」という言葉を、横粂議員はよく使われておりました。それを無理やりネットに当てはめているだけの、根拠もなにもない、クダラナイ虚説です。本気の発信の一発目で嘘ついてどうするの。

これまで横粂議員はネットの利用サービス数に比して、特に発信が多いわけでもなんでもなかったと思います。横粂議員以上にネットを介して、自らの考え方や政策を少しでも世論に訴えて、時に双方向で市井の意見を汲み取ろうとしている国会議員や地方議員はいくらでもいます。では、彼ら彼女らは横粂議員より、政治家として器が小さいというのでしょうか。政治を劣化させているとでもいうのでしょうか。傲岸不遜で失礼極まりないですよ。

そもそも、ご自身の失敗を棚にあげて、政治の劣化がどうのなんて語らないで下さい。横粂議員がネットを介した政治活動で失敗しているのは、何の根拠も理由も、自らの選挙を支援してもらった地方議員の声すらも聞かずに「地方議員は半減」と主張を始めたり、企画自体は良いものだったのに、当日ドタキャンを繰り返す など、議員ご自身の不誠実な行動に原因があるからで、それだけです。政治の劣化ではありません。横粂議員個人の劣化です。「政治家の言葉に、重みがなくなりました」ではなく「横粂議員の言葉に、重みがなくなりました」です。

「私は今後、ブログでは本気の発信のみしたいと思います」にいたっては、これまでは適当だったのかと…。