昨年秋から始めた札幌と藤沢の「2拠点生活」は、秋・冬・春・夏、四季がぐるっと一巡しました。
 
以来、「ついで」があれば、友人・知人にカミングアウトしました。
反応は概ね2種類。
「冬は寒いでしょう。大雪とか大変そう」「夏涼しくて、うらやましい」
 
どちらもごもっともです。
大雪が降る土地で育った複数の方が、「夏涼しいのは羨ましいが、自分は雪国はまっぴらごめん」とまったく同じことを言うのが印象に残りました。
 
冬に関しては。
マンション暮らしですから、自力で除雪をする必要はありませんし、吹雪や超寒いときは家に引きこもっていればいいのです。
 
しかしですね、少なくとも「今年」に関しては、夏はまったく涼しくない滝汗
 
 
地元の方ならすぐわかるでしょうが、こちらは札幌市厚別区某所。

どのくらいの精度かわかりませんが、正午の気温は37度。

おいおい、関東とかわらないぞ。

 

ぶっちゃけて言うと、どちらも同じ程度の「高温」ならば、札幌より湘南・藤沢のほうがずーっと快適。

なにしろ、爽やかな風がずーっと吹いているんだもの。

札幌は、無風の時間が長い。相対的にね。

 

「藤沢の夏は快適」というのは、地元出身でよその土地に住む友人全員が口を揃えて言う。

「お盆に帰省して、こんなに快適だったんだ〜と驚く」と。

新宿区民だった頃のワタシも同じように感じてたね。

 

湘南は、冬でも温かいでしょ?とよく言われるが、実は本当にいいところは「夏の爽やかさ」。

昔から、文化人や富裕層が避暑に訪れ、療養施設が散在していたのはダテではない。

 

ただし、地形の影響も大きい。

藤沢市でも、内陸的で暑苦しいところはたくさんある。

 

 

暑いのはあとちょっとだから、今年は我慢して、来年なんとかしよう。

…と思っていたが、稚内からの帰りにダラダラした旭川のイオンモールで、いいものが見つかったので買ってしまった。

 

 

 

 
USB扇風機。税込330円。
パソコンのUSBの口に差し込んで使えるが、アダプターがあれば「ふつーのコンセント」でもオッケー。
 
 
こんなふうに。
 
 
オン・オフのスイッチがついているだけのシンプルな構造。
 
 
Standard Products というお店にありました。
ダイソー系らしい。
無印良品にちょっと似た感じのデザインの商品が、ちょっと安いお値段で並んでいましたよ〜。
 
 
こんな小さいUSB扇風機なんて、ぜんぜん効果ないでしょ?
…と思っていたのです、5年前までは。
 
2018年の夏、キャメロン・ハイランドの「カプセルホテル風のホステル」に滞在したときに、「おお?これは意外といいぞ」と実感しまして。

 

 

カプセルホテル風のプライベート空間の枕元に、USB扇風機みたいなものが備え付けられていたのです。

 

南国マレーシアといっても、キャメロン・ハイランドは避暑地で大変涼しい。

「ちょっと前までの札幌」と同様に、エアコンは要らないのです。

 

従来型の?ホステルなら問題なかったようですが、半個室的にしたら、熱がこもってとても暑い。

…ということに、設計時点では気が付かなかったそうです。

 

そこで、後付で小さい扇風機をつけたら、改善されたと。

 

なるほどね、これはワタシも、日本に帰ったらやってみようグッ

 

 

以来、日本でもしばらく愛用していたのです。

 

最初に買ったのは、今回と同じくどこかの100均で330円で購入。

ずっと安っぽい外観だったけどね。

まだ「藤沢の我が家」のどこかにあるんじゃないかな。

 

今は「藤沢の我が家」では、もう少し大きくて、もう少しお値段もお高くて、充電も可能な「ちゃんとした感」のあるUSB扇風機を使っているのですが。

 

この330円でも、十分じゃんグッ

 

部屋全体を冷やすのを諦めて、局所的に、自分の周囲だけ風通しを良くする、という戦略ですな。

室温+自分の発熱で上昇した空気を運び去るので、涼しく感じます。

 

ワタシは単純なのでしょうか、これをつけっぱなしにすれば、ぐっすり熟睡できるのでございますよ。

 

昼間の暑い時間は、図書館、ショッピングモール、カフェ、カラオケなど、「外の涼しい場所」で過ごせばいいし。

 

もっと年をとって、気温の変化に鈍くなったら、この方法ではちょっと危険かもしれませんねガーン

でも、そういう状態になるころには、どこかの高齢者施設に入っていると思います泣き笑い

 

子供がいないし、年齢差と性別を考えたら、連れ合いに先立たれる可能性が高いからね。

「老後はひとりぼっち」は、とっくに覚悟している。

そのための経済的・心理的な備えは、してあるつもりだよーん。