西寧市で1泊
何事もなく 爆睡できました
朝食を
軽めに済ませ
チェックアウト
この日は午前中
ゲルク派六大寺院の1つ
タール寺(塔爾寺)観光
この日の気温は11~28度
観光客の多い季節
混雑するのと暑くなる前にと
朝早くに出発
市内から車を走らせ
ガイド自慢の『特別な道』を使い
観光バスや車の入れない道で
寺の入口前で車を横付け
楽にタール寺に入る事が出来ました
地元のガイドとドライバーだから
生活圏なのかな・・・
一般の観光客は下の駐車場から
徒歩と専用バスに乗り継ぎ
入口を目指します
短い日程の観光には
時間を短縮して
メインが見れるのは嬉しい事です
ここでは政治の話など触れてはいけない
デリケートな部分が色々あるようで
事前に送られてきた資料に
注意事項がいくつか書かれていました
それも含めて
車の中でチベットについて
教えてもらいました
チベットは宗教無では語れない民族だそうで
多くの寺院が点在しています
チベット宗教は5つ
1つはポン教
これは仏教とは違うものらしい
他の4つは仏教で
ゲルク派 ニンマ派 サキャ派 ガギュー派
その中でゲルク派が最も大きいそうで
ゲルク派を開いたのがツォンカバ大師
ツォンカバ大師生誕の地が
『タール寺』 [始まりの地]
と言う意味があるそうです。(没58才)
ここは塔が出来てから 周りの建物が徐々に出来て
大きくなったそうです
チベット様式の建物が見られ
今では代表的な観光地らしいです
チケットは80元
入口を入ると
8つの塔が迎えてくれます
お釈迦様の8つの徳の記念舎利塔で
1つ1つ意味があるそうです
寺の建物には窓が多くみられますが
全ての窓が閉まっていました
これは布や紙のお経を保存するためだとか
多くの壁が赤茶色と白色の2色使い
赤茶色の部分は 乾燥した植物が混ぜてあり
中のお経や衣服が痛まないよう
通気性は良いが
光や雨は通さない素材になっていて
600年前から引き継がれている知恵だとか
こちらの塔は
形によって収められているものが違うそうで
仏塔か魂塔
四角い台座の上に
丸い形の塔身物が乗っていると
仏塔
四角い台座が1つで
上に丸みのある塔身がつながっているのが
魂塔
イマイチ違いがわからない・・・
いい加減過ぎて申し訳ないけど
ガイドの話をへーって聞いてただけなので
ごめんなさい
他に印象的だったのが
チベットでは埋葬が5種類
塔葬 火葬 土葬 天葬 水葬
だとか
お参りの作法
両手を合わせ
額 口 心臓の前で合わせた後
手を開きお辞儀する
とか
曼荼羅は
字がっ読めない人が
これを時計回り(ゲルク派)
回すと お経を読んだことになる
とか
回す時に「お」「ま」「に」「べ」「ね」「ほん」
と言うそうで それぞれ
「お」は人間の病気
「ま」は動物
「に」は子供
「べ」は村の平和
「ね」地震や洪水の自然災害
「ほん」世界平和
の祈りの意味だそうです。
タール寺の名物は 4つ
ツォンカバ大師
壁絵
織絵
バターの花
だそうです
バター花とは
ミルクから作るバターで作られた花が
大きな冷蔵庫の展示室で見ることが出来ました
ネパールから花嫁の到着季節が冬で
何もない冬に花を用意するよう言われ
苦肉の策で バターで花を作り
花嫁を迎えたのがはじまりだとか
600年以上も歴史があり
今では毎年作品を競う大会があるそうで
主に仏教の教えに基ずく作品になっていて
優勝作品と 準優勝作品が
展示されているそうです
タール寺の中には いくつもの施設があり
お経を唱える仏殿だけでなく
医学を学ぶ建物や
僧侶の生活する老人ホームなどもありました
僧侶が座る場所にはチベットジュータンが敷かれ
古い物のようですが 質の良さが分かりました
壁や梁からは
織絵といって
山羊の毛を紡ぎ
鉱石で彩色した糸で織った
立体的な布絵が飾られていました
飾られた布の織絵は8枚ずつ
歴史的価値の高い物だそうです
他には
小箱がびっしり壁いっぱいにある部屋があり
1000体のツォンカバ大師が飾られていました。
これらはチベットで作られたものでは無く
インドやネパールから作られ持ち込まれたそうです
寺の外側は撮影OKでしたが
中は撮影禁止
神聖な場所だからだそうです
お見せ出来ないのが残念です
タール寺を観光した後は
車で市内に移動
ランチは現地の店で
激辛飯は避けてもらいました
早めのランチで
店は誰も客が無い
茶葉の取れない天津とは違い
茶葉が出てくる
緑茶はガラスコップで煎れてくれます
こうする事で 味が締まり
スッキリ美味しく飲めます
茶葉を入れ
湯は茶葉が縦に回るように
コップの内側正面の壁に当てながら注ぎます
良い茶葉は 湯を入れると
すぐに沈みます
お茶屋さんでもないのに
入れ方完璧
茶葉が沈んでく・・・ちょっとびっくり(笑)
2人のため 3品注文
1皿がデカ過ぎ
味は辛くなくて普通に美味しかったです
ガイドさんも助っ人に呼びましたが
全然 食べきれませんでした
高山列車について・・・
ガイドさんがまとめてくれました
手作り感満載・・・って
広告の裏の覚書にも見える
ガイドのおじさん
詳細覚えきれんかったんでしょ・・・
青蔵鉄道の乗車時間まで
まだ余裕があったので
日本人が作ったという博物館を見学
愛知県の小島プレス工業(株)の小島氏が
私財を寄付して作ったらしい
かなり立派
他にも語学が学べる
『小島基地』なるものもあるそうです
今回のガイドは昨日まで たまたま小島プレスの
社員旅行のガイドをしていたと言って
予定には無かったのですが
連れて行ってくれました
パスポートを見せて無料で入館
結構 広くて大きい
民族の歴史や土器
工芸品などが沢山展示されていました
農民画
私も現在天津で先生に教えてもらいながら
農民画を描いているので
思わず 見入ってしまいました
農民画は古くから
農作業や酪農の合間に
鮮やかな色を使い
日常生活を描いたもの
こちらは 多くの寺院内でよく見かける
織絵
パッチワークの様に立体的
シルクのような輝きがあり鮮やかでした
シルクではなく 山羊の毛で織られており
色は鉱石で染められているそうで
色落ちしないそうです
このエリアは公園になっていて
なかなか綺麗
以前は桜の木だったそうですが
全て枯れてしまったとか
残念です
現在は違う木が植えられ
木陰で読書していたり
会話を楽しむ人たちがいたり
美術館などもある
文化的なエリアになっていました
のんびり有意義な時間が過ごせました
さて いよいよ青蔵鉄道の駅に向かいます
続く・・・