白茶の続きです
白茶について少し紹介すると
白茶は微発酵茶(10%程)
作り方は
『鮮叶』茶葉を摘んだら
『萎凋』
白茶の加工工程の特徴で
茶葉をザルのような物の上に薄く並べ
水分を適度に発散させる事
これをする事で葉が縮まり
葉の色は暗い緑色に変化し
味も香りも変化します
酸化する為
甘く花の香りと味になるそうです
その後『乾燥』
乾燥させるのに特級茶などは炭を使うため
新茶は少し煙のような香りがします
この香は年数を重ねると
消えていきます
他には機械で乾燥させます
人の手がかかれば値が上がり
大量生産できれば安値になります
白茶の葉の種類について
『白毫銀針』
大白茶または水仙の種類で
太くて大きい新芽が使われています
新芽の形が針の様で
栄養価の高い産毛が沢山あります
『白牡丹』
大白茶または水仙の種類で
新芽と次の葉1~2枚を使った物で
特級 1級 2級 3級・・・と等級があります
『貢眉』
菜茶群体の芽と葉を使った物
他の白茶とは違う木の種類の茶葉です
『寿眉』
大白茶または水仙の種類で
『白毫銀針』『白牡丹』を摘んだ後
残る茶葉を使ったお茶です
白茶の種類はこの4種類ですが
中国茶にも新商品や流行があり
2015年から 市場で流行っているお茶を
先生が紹介してくれました
『野生大樹叶』
別名『黄金叶』
葉の形そのままのお茶
1枚1元で売られているそうです
(1g8枚でしたから かなりの高値)
大きめの紫砂壺で
あふれるほど茶葉を入れても2g程
湯を入れたら
こんなに少なくなってしまいました
茶葉が少なく時間を置いても
こんな感じで湯色は薄い
味は渋みは無く
甘いのですが
新鮮さ 厚みは全くありません
不思議に思い先生に聞くと・・・
大白茶または水仙の種類で
『白毫銀針』『白牡丹』を摘んだ後
残る茶葉を使った『寿眉』
これらのお茶を作る時に
使えな部分の葉を除けたもの
つまりゴミとして捨てていた茶葉を
水をかけて 酸化させ茶色にする事で
見た目にも古い茶葉にしたて
架空の物語を付けて
市場で売られているそうです
『新商品』という言葉に弱いのは
何処の国でも同じな様です
日本で若い日本人が緑茶を急須で煎れないように
中国でも皆がお茶に詳しい訳ではなく
特に北の地域では
もともと茶葉が取れないので
お茶の知識や美味しいお茶を飲む機会が少なく
こういった茶葉が売れてしまうようです
味は渋みがなく
酸化してるためか甘味があるため
飲みやすく
価値のない茶葉とは
そして新茶とも思えないので
高価な年代物という言葉に
うなずいてしまいそう・・・
先生に教えてもらわなければ
なかなか飲んでもわからないお茶だと思いました
回数は味もなくなり
飲めないお茶なので
やはり 何回も試飲が必要なようです