場所は天津市和平区升安大街34
タクシーなら
『南門外大街』『升安大街』交口
バスなら『升安大街』下車
地下鉄なら赤の1号線『海光寺』
降りて北へバスで1区ですが
『南門外大街』道沿いに歩けば
『升安大街』まで5分ほど
今回のお茶は
『普洱茶』の『熟茶』
簡単に普洱茶について紹介すると
生産は雲南省のみ
普洱茶には生茶と熟茶があり
新しい古いではなく
製法が違います
つまり生茶の新茶古茶があり
熟茶の新茶古茶があるわけです
生茶は
歴史も古く 自然発酵茶
茶葉によって味が違い
滑らかだが 苦み渋みを感じる
熟茶は
生茶に比べて歴史が浅く
人工発酵茶
製法の工程に『渥堆』がある
(熱く湿気のある場所で
混ぜる工程)
湯色は澄んでいて
滑らかで甘いのが特徴
木の栽培種類としても
3つに分かれ
1.台地茶・・・
人工栽培
虫の駆除 剪定 など人の手が入り
栽培されている物
2.荒地茶・・・
昔 台地茶だった木が
時代とともに産地が閉鎖されるなどして
現在は人の手が入らない状態で
野生に生息している物
3.古樹茶・・・
人工栽培が一切されていない
虫の駆除や剪定なしで
自然のまま生息し続けている物
高価な順に3.2.1.です
茶葉の販売時の形態
餅茶(円盤形に固めてあるお茶)
散茶(葉がバラバラなもの)
他にレンガや鏡餅 竹筒に入ったものなど
色々あります
普洱茶を煎れる時は
『静 定 稳 匀 緩』
静かに。。。心も頭の中も静か
安定。。。体を安定させ こころも安心
動作も安定
穏。。。穏やかに 軽い物はゆっくり
重い物は軽やかに
均。。。均一に 湯の注く量
茶葉
緩。。。ゆっくり 道具がそろっているか
準備する 整えてから茶を煎れる
これらを踏まえて授業内容を見ると
分かり易いと思います
今回 最初のお茶は
普洱茶 熟茶
台地茶の餅茶
2つ台地茶 1つ古樹茶
どれかわかるか見比べます
次に飲んで味を比べます
まず台地茶 の新しい物 2種
飲み比べ
同時に煎れます
同じ条件
湯の温度は100度
茶葉は8g
(薄いお茶が好きな方は6g
濃いお茶が好きな方は8g)
湯の量は140㏄
使う茶器は紫砂急須か
磁器の蓋碗
(ガラスは味が硬く
厚みがなくなるため避ける)
普洱茶 の 熟茶の場合
茶を入れる時は
餅茶(円盤形に固めてあるお茶)は
湯通し2回
葉を柔らかくし
開かせるため
散茶(葉がバラバラなもの)は
湯通し1回
今回は餅茶なので
2回湯を通しました
同じ湯色に見えますが
実際は左が湯色が濃い
『紅褐明亮』
飲むと滑らかで
甘みがあります
柔滑
右が湯色薄めの
『紅褐明亮』
飲むと硬さがあり
後味に喉に刺激が残りました
茶殻の様子はこちら
飲んだ後
この2種類のお茶の答えを
教えてもらいました
2015年の普洱茶 熟茶 台地茶
発行程度70%は同じ
加工技術と原材料が違うそうです
雲南省の中でも
色々な場所で茶葉が取れ
加工工程は同じでも
技術は所によって違うそうです
色の濃いお茶の方は
1枚(360g)280元
(今はレート15円なので4200円)
色の薄いお茶の方は
1枚(357g)160元
(2400円位です)
次のお茶は
2011年 普洱茶 熟茶 古樹茶
発行程度は少なめの62%
実は発行程度が高すぎるのは
美味しくないそうで
65%~75%が多く
75%以上は美味しくないそうです
湯の温度は100度
茶葉は8g
湯の量は140㏄
時間は20秒
使う茶器は紫砂急須か蓋碗
湯が少し濁り
湯色は先ほどより若干
黄褐
次のお茶はこちら
2005年の普洱茶 熟茶 古樹茶 餅茶
湯の温度は100度
茶葉は8g
湯の量は140㏄
時間は20秒
使う茶器は紫砂急須か磁器蓋碗
集中していたため
写真はありません
湯色はメノウ色
澄んでいました
10年前のお茶ですが
熟茶は実は古いお茶はあまり
美味しくない
香も高くなく
味は爽やかだが
舌に刺激が残ります
熟茶は新しい物が飲みやすく美味しい
生茶は古いものが高価
こういったお茶は
蜜柑の皮や
お茶をブレンドして飲む方法があり
日本の蜜柑とは種類が違い
特に広東省の橙皮は高価らしい
7年物が50g200元
(レート15円で3000円)
10年物は50g300元
(4500円)
100度の湯で
湯通し1回
香は高いが湯色は無い
橙皮は中国茶で
普洱茶や白茶に混ぜて
飲まれるそうです
最後のお茶は
先ほど飲んだ2種類をブレンド
橙皮
2005年普洱茶 熟茶 古樹茶 餅茶
蓋碗で
不思議とかなり滑らかで
柔らかい味
飲みやすく 香も高く
リラックス効果大でした
6月の中国茶内容
まとめて連載 第1弾でした