富山といえば、“薬売り”。

明治・大正期は、ガラスの薬瓶の製造が盛んに行われた。

戦前は、富山駅周辺にガラス工場が10社以上あり、多くのガラス職人が存在していた。

そんな背景もあり、昭和60年に「ガラスの街とやま」の取り組みがスタート。

平成27年に、「富山市ガラス美術館」が開館した。

上記のことは全く知らず、とにかく涼しさを求めて、ガラス美術館を訪れた。




常設のグラス・アート・ガーデンに展示されている、デイル・チフリー氏の作品に圧倒された。

この作品は「トヤマ・フロート・ボート」。

かなりの大きさの作品だ。




「トヤマ・ミルフィオリ」。

かなり迫力ある作品で、一周する間に違った美しさを魅せてくれる。

まさしく、巨匠だ。





世界50カ国、758件の応募があった、「富山ガラス大賞展」の入賞作品50点を鑑賞した。

印象に残る好きな作品が、何点か!





「海底 底引き網」(シゲフジシロ/ドイツ連邦共和国)





「Golden Hour」(ベイリー・ドノバン/オーストラリア連邦)





「t.o.p」(井本真紀/日本)





【審査員賞】「dress  for  heroess!!」(シモーネ・フィツァー/ドイツ連邦共和国)





【審査員賞】「unknown  unknowns」(松尾里奈/日本)




 
【審査員賞】「Blurred  Flower  Shadow」
(ザオ・ジンア/中華人民共和国)





【大賞】「reverie」(タンニャ・パァク/スロベニア共和国)

天井から吊るされた、ダイナミックな作品。





図書館も併設されている。

世界の巨匠?の隈研吾の設計とか?

巨匠と呼ばれる建築家は、もういい加減コンペティションの参加を見送ってもいいんじゃないか?

事務所で抱えているメンバーのこともあり、から、そう簡単てはないけど。

「将来有名になった建築家の初めての作品」なんて、かっこ良いじゃないかな⁈





富山県で一番古い喫茶店が、富山市ガラス美術館の斜め向かいにある。

残念ながら、定休日だった。

富山市ガラス美術館・図書館のおかげで、賑わいが戻りつつあり、数十年ぶりに、モーニングを復活したそうだ。

「アートや文化は、人を動かす力がある」と、今さらながら実感した。