十数年前に、家族が亡くなりひとり暮らしになった。

親しいと思ってた人たちの言葉に驚いた。

「ひとりになって、寂しいでしょう?」
→寂しい人に、「寂しい」と聞くのか?

「家では、夕食ひとりで食べてるの?」
→ひとり暮らしなんだから、ひとりに決まってるでしょ。

【人の本質見たり】と、そのような言葉をかけた人とは、疎遠になった。 




今回の事故でも、親しい友人のLINEに驚いた。

文面が嬉々としてる。

軽症で済んだとはいえ、普通は遭わない事故に遭い、怪我をしているのに。

👏👏👏👏の多用と、✨の多用。

十数年前の私なら、彼女を遠ざけるだろう。

「ちょっと、待てよ」と今回は、思った。

彼女は、いろいろな苦労が重なってる。
その彼女を深く理解し、寄り添うことになってないのではないか?

自分は、そのつもりでも、相手には伝わってないのではないか?

人間関係は、鏡の関係だ。




今回の事故で、心配してくれたのが、時々食べに行かせていただく、カフェや料理屋の女性シェフやオーナーだ。

行けなくなった理由を連絡すると、二人は、個人の携帯番号を教えてくれた。また、「惣菜とか届けるよ」「買い物するよ」とか、「具合悪くなったら、家まで行くよ」などなど。

今回の事故で、【人の情】に気づくことができた。

ただ、ただ、感謝。