今日、実家から京都に戻った。

帰ってきた日の夕食は、早めに食べる
冨美家の「冨美家鍋 卵かため」、860円也。

以前は、確か780円。鍋焼きうどんで千円以下というのは、リーズナブルだと思う。

海老天、甘辛椎茸、蒲鉾、卵、たっぷりの九条ネギ入り。

東京で働いてた頃、香川のしっかりした饂飩が気に入ってた。

京都に来た頃は、やわらかめのうどんが物足りない気がした。

最近は、だしを吸った、やわやわのうどんの
魅力にはまりつつある。




聞くところによると、「京都人は、まず、だしから食す」とのこと。

東京でも、もちろんだしから飲む食べものもあるし、何でもだしからという人もいるだろう。

京都では、「だしの味にうるさい」というのだ。




懐石料理を習ってた頃、築地場外の松村の「血合い抜きの削り鰹」と「羅臼か利尻の昆布」で一番だしと二番だしをとることから始めた。

百回以上だしをとったのに、身についてない。一応インスタント的天然だしを使用している。

無添加で、酵母エキスが入ってることがあるが、だしソムリエの人によると、化学的につくられたものとのこと。

京都の料理は、決して「薄味」ではない。
「薄色」なのだ。

今日も、うどんを食べたが、夜までノドが渇く。

それにしても、「京都の人は、だしをどのように評価するのだろう?」。今後の研究課題だ。