新年度が始まった今週、

近々埼玉を訪ねる予定の私が

日程のことで次男に電話をした時のこと。



次男は、弱音を吐かないタイプで
仕事がしんどくても淡々としていて

「問題なくはないけどね〜笑」程度にしか

私には話さない子でしたが・・・



これでも一応母親ですから笑、

近況を話す次男の声に

「あれ?この子、溜まってるな?」

とすぐ気付き、
「これはガス抜きをした方がいいかも」
と思ったので、

いつも冷静な次男の

言葉の端々に見える綻びを解こうと

イライラの糸をちょいと引っ張ってみたら、

噴出するわするわ、ガス爆発泣き笑い泣き笑い泣き笑い




次男の仕事の中には
人員管理や予算管理があるのですが、


「同期らしいけど、

そいつは技術職採用だから

俺はここ来て初めて会ったヤツ。

牡蠣食べてあたったから休む、

ってのはまあいいよ。

人生にはそんなこともある。

けど、毎月毎月

牡蠣にあたったって一週間休むんだよムカムカ

おかしくね?ムキー

ほんとだったら

もう牡蠣食わなきゃいいっつーの!」



「派遣で雇った事務の女の子なんだけど。

二日目にいきなり

財布なくしたので家から出れません、

とか謎なこと言ってきて

その後一切

連絡がとれなくなったんだよムカムカ



こんなおもろい理由で

休んだり辞めたりする人泣き笑い

いつもの次男ならきっと

「ウケる」

「言い訳が大胆すぎる」

と大爆笑しそうなもんですが、

管理監督をする立場としては

そうもいかないのでしょう。

埼玉赴任から立て続けにあったようで、

「ここ、引き悪すぎムカムカ

と、怒っています。



おう、いいぞいいぞ泣き笑い泣き笑い泣き笑い

人生勉強してるな?
社会にはいろんな人がいます笑



「けど、いちばんアウトなのは

俺と同じ総合職採用の、1年後輩。

しんどいことなーーーんもさせてないのに

しんどいしんどい言うて、

休むのにも毎回おかんが欠勤連絡してきて、

ついには、

俺が病院行ったとしても

ゴリ押ししたらなんとか

診断書もらえるような病名を、

自信満々のにこやかな顔して

◯◯でした!!って言うてきて、休職した」


そこんとこは、いろいろありますんで笑

私もコメントは控えます真顔



次男には

「そこ、しんどい職場なんじゃないの?」

「一年生は何もかも初めてで

先輩が思うてるよりしんどいと思うで?」

とは言いましたが、

次男は基本的な問題だ、と口にしました。




これを見といて、と指示したら

ただ、ジーッと見るだけ。

問題がおきても、連絡も報告もせず

ただ、ジーッと見守る笑



一つ指示しても

そこに付随する作業があるのだから

二つ、三つとやることはあるのに、

その一つだけをやる。



例えるとしたら・・・

ご飯を食べる時には

絶対に、お箸が要ります。

たばこを吸うなら

当然、ライターと灰皿が要ります。

車を動かすには

まず、鍵が要ります。



まあ、例えですけど、

当たり前のそういうことが、

言わなきゃわからないらしい笑い笑い

一つ一つ一つ一つ

ぜーんぶ指示しないといけない。




次男、大爆発

「頭が悪すぎる!




恐ろしく気が利かないどんくさい人、

というのも世の中にはいます。

あるいは、私の長男のように

何かの診断を受けていて

すっぽりとその部分が

欠落している人もいるかもしれませんし、

または別の理由でできない人もいます。

後者の場合は、

庇うわけではないのですが、

脳機能の偏りによる特性で

本当にわからないみたいですから、



「頭が悪い」の一言は

次男、ちょっと言い過ぎですけれど。

でも、小学生でなければわかりそうな

当たり前のことすら気づかない、

という人も実際社会にはたくさんいます。

「頭が悪い」については

また別の投稿で書こうと思いますが、

私は、学歴こそ当てにならない

と思っていますし

おそらく次男も同じ考え。

頭が良い悪いというのには、

成績や学歴は関係ない。

気が利かない、ということを

次男は怒っているのでしょうね。

でも、気が利く人というのは

頭の回転が速く先読みすることができるので

頭は全然悪くはありません。

気を利かせる、ということも

社会では重要です。




まあ、次男の1年後輩の男の子は、

ママが職場に

欠勤連絡をしてくるくらいですから笑

そもそも問題。

社会人である自覚がなく、

甘えがある上に、

気が利かないだけなんでしょう。



次男のものさしで測ると

「アホか!ムキー

の一言になってしまいましたが、

これは業界の特徴もありまして。

体育会系で

要領良くきびきび動かないと

いけない社会なので、



いつまでも学生気分で

言われたことだけをやる

目の前しか見えていない後輩に、

要領良く器用に立ち回ることができる次男は

苛立ちを募らせ…

かといってこのご時世ですから

厳しい指導は

ハラスメントと言われかねない。

「うちの子が、

行きたくないって泣いてるじゃないのムキー

と、もしママから電話がかかってきたら笑、

もっと厄介なことになります。

会社の規則や法に則り

休むと言われたら限度ギリギリまで許し、

ヒヤリングをして、

休職明けにはラクな作業を・・・



「1年目でもできる作業をやらせてんだから

これよりラクな作業なんて、ねーわムカムカ



結果、4月1日から出勤し

2年目を迎えた休職明けのその子は、

不要な書類のシュレッダーとか

みんなのお昼のお弁当の手配とかをして、

しっかり固定残業代や手当も含めた

50万円近いお給料をもらい、

17時チンで帰っていくのだそうです笑



休職明けのその子は

出勤前、挨拶をするため

本社に顔を出してきたそうですが、

この日、本社では入社式もあり。

「もう、あいつは

大ホール行って入社式に出たらいいです。

ほんで、新採に混じって

もう一回研修受けてください真顔



「いや、マジで、もう要らないんだけど。

さっさと辞めるか異動するか

してもらわないと

次の兵を入れられない。」



「俺はね、そいつを嫌ってるんじゃない。

会社にとって赤字だから

ここには必要ない、と思ってるだけ。

予算はプロジェクトごとに

会社から配分されていて、

そこには俺らの人件費も含まれてる。

俺は予算管理もしなきゃいけないの。

会社で決まってる給料削るわけにいかんから

働き手にならない人材にも払って損、

それだけじゃなくて

人が足りないと納期にも間に合わないし、

そうなると違約金も発生しかねない。

予定になかった追加の金が出ていくと、

会社の利益が減る。

それを調整管理せないかんの!俺が!!」



「あ″ーーー!マジで、困るんだって。

半年後、一年後に、まずい事態になる前に

なんとかしないといけない。」





あー・・・ね照れ

社会人3年目の次男は、今

壁にぶち当たっていますが、

あの人が苦手とか雰囲気が苦痛とか、

“一年生みたいな困り事”でないことに

私はフッと笑っています。

そこまでのことを管理し

支店長や本社の部長と連絡をとり

イレギュラー事態にも臨機応変な調整を

3年目で任されているのだとしたら、

次男は少なくとも会社から

無能認定はされていない。



ガス抜きをして、

言いたいことを言わせて、

うんうん、そうね、と聞いてあげましたが

正直、愚痴が長くて

ママがしんどかったぞ笑



このことを私は実家で話しましたが、

じいじは、

「大きな失敗をせなんだら

あいつは出世するやろなぁ!」

とゲラゲラと笑い、

ばあばは、

「他人に言えずに黙って耐えてるからこそ

電話であんたにそう言うのよ。

ああ、ユウくんかわいそうに悲しい

と言いました笑



もちろん、私も

かわいそうに…とは思っていますし

自分の息子の心身の健康が

何よりも大切です。

なんなら私の方が

「うちの子が、

しんどがってるじゃないの!」

と会社に言いたいくらいだわwww



でも、息子はもう立派な社会人。

小さな田舎の大学から

都会の大手一流に入ったのなら、

周りはおそらく

素晴らしい学歴の人ばかりでしょうから

次男にだって意地もあると思います。

私は、母親としての気持ちを一旦封じ、

社会経験がある年長者として、

厳しいようですが

「上に行く人は、そういうことも含めて

冷静に対処していくよ。

その不満を表にはけして出さないように。

誰々をどけろ、とか

自分が異動したい、とか

口にした瞬間

この先の30年が変わると思いなさい。」

と言いました。



その後に、

「どうしても、しんどくなったら。

眠れない食べれないという日が来る前に

・・・そんな会社やめちゃえ!!笑

あんたが健康でありさえすれば

ママはそれでいいよ。」と。



そしたら次男は、

「俺、ゴールデンウィークに帰るわ。

パッと気分転換する!!」

と答えました。

1年目はお盆休みまで帰ってこず、

2年目はお盆休みも帰省してこなかったのに

ちょっと疲れているようですね。




田舎での公務員暮らしを選ばず

大志を抱いて都会に飛び出した子です。

まだまだ頑張ると思います。