子供たちが公立中から高校へ進んで一番感じたことは、
「めちゃくちゃ頭がいいやつがいる、全然世界が違う」
ってことです。
東大や京大などを楽に目指せるお友達、
中高一貫ではなく公立中学から高校入試で進学しているにもかかわらず
ものすごいスピードで進む授業に余裕でついていけて
部活もスタメンで活躍している。
そのうえ自力で1学年先の数学を先取り学習している人など
うちの子たちからすれば
太刀打ちできない、いや戦うなんて滅相もない、人たち、
私もそんな別世界の話を聞くのがとても楽しいものでした。
「負けずに頑張りなさい」なんて思いもしませんでした。
長男は学年トップの子となぜか(笑)仲良かったのですが、
その子からは
「自分は勉強だけしかできない。音楽もスポーツもできるお前がうらやましい。
すごく楽しそう」
と言われていたようです。
確かに合唱のピアノ伴奏・クラスマッチでは部活の競技だったので
大活躍、体育祭のリーダーと勉強以外では大活躍の長男、
とても楽しそうでしたが・・・。
浪人時代、あの子たちの能力があれば・・と何度思ったことでしょう。
そして大学入学、今度は「けた違いの金持ち」が世の中にはいるんだと
思ったようです。
国立の次男でもお友達には地元で1番大企業の息子さんとかいます。
別荘や実家に遊びに行かせてもらった話、
大きな病院の跡継ぎであること、
高級外車を買ってもらっていること、
進級祝いが海外旅行や祖父母からの100万円とか、
家族で普通にお食事に行くところが超高級店であること、
そんなに派手な服ではないけどよく見るとすごいブランドだったり・・
兄弟で医学部に進学したからタワマンを買ったとか
そのたびに私も「へ~~~?!」と驚くばかりでした。
そしてお友達のお金持ちさん、皆人柄も良いようです。
でもお正月の長男の帰省の時、長男が言いました。
「実家が大病院の友達も、もう一人の家が開業医の友達も
その診療科には全く興味なくて悩んでるんだよね。
親にも言えないって。
それはそれでかわいそうかな・・
俺は自分で好きな科に進めるからありがたいや」
そうかぁ・・かつて勉強できるお友達が長男のことをうらやましいと言ったのと同じで
安定のレールの上を進むよりも
自分で好きな道に進める幸せもあるのでしょうね。