ども、あぐりんです。

 

昨日に引き続き「建築巡りWebツアー」に出かけていくよー。

 

昨日は前川國男大先生の自邸だったんだけど、

今日の建築巡りはね、超巨匠中の巨匠。

 

前川國男大先生もこの巨匠の影響をしっかり受けてて、

前川建築にも随所にその特徴を垣間見えることができるんだよね。

 

んで今回のその巨匠とは

ごくり

フランク・ロイド・ライト!

(どんだけ引っ張るんだよ)

 

ライトの作品は日本では3つだっけかな、残ってるの。

 

そのうちの一つが東京・池袋に1927年に建てられた「自由学園明日館(みょうにちかん)」という旧女学校なんだ。

 

 

 

今年で築90年というわけね。

 

まぁオーラありますよ。

 

というか明日館までの道路からの動線も考えて作ってると思うんだけど、

場所が最初はちょっとわかりにくいの。

 

で、ごちゃついた細い道をしばらく通りながら、

さらに見通しの悪い角を曲がるとドーーーンってこの外観が飛び込んでくるわけ。

 

 

で、平面図がこれね↓

 

 

バックヤードは別として、

建物全体が見事に左右対称になってるよね。

 

 

エントランス手前↓

 

 

 

 

エントランス↓

 

 

ライトの建物を低めに抑えられてて(抑えられてるように見せてて)

ちょっと洞穴に入っていくような感じがするんだ。

 

これ、昨日前川國男大先生の自邸のところでも書いた、

天井の高低差を活かしてるんだと思う。

 

「空間の魔術師」

 

という異名を取ったくらい、

フランク・ロイド・ライトはこういうところで多くの建築家に影響を与えたって聞いたぞ(笑)

 

んでエントランスをくぐって、中に入ると↓

 

 

 

これ、気づいた?

 

廊下部分が御影石になっているんだけどさ、

外からずっと続いてるんだよ。

 

 

外観の写真から見てみ、な、すごくない?僕だけ?(笑)

 

 

しかも石の割りつけ方がキレイだよねー。

 

1階は教室と講堂・ホールがメインで、2階がほぼ食堂。

 

 

その2階の食堂がドーーーン!↓

 

 

まぁ天井が高いこと!

 

ダイニングで天井が高いって気持ちいいよね。

 

なかなかダイニングって照明の関係やらで天井上げづらいんだけど、

これだけ広さがあればむしろ高いほうがバランスがいいよね。

 

それにここの照明がまたシャレオツなんだわ(笑)

 

 

で、この食堂から中二階に続く階段が脇にあって↓

 

 

8段くらいの階段かな。

 

奥へと続く階段があるんだ。

 

ここで注意してみてほしいのが階段登った先のドアの高さと天井高。

 

階段上がったあたりから、

かなり天井を低く抑えて作ってるのがわかるでしょ。

 

普通の人は天井が下がってる部分は低く下げないで天井高いまま繋げていくんだよね。

 

これね、天井が高けりゃ高いところが少しでも多いほうがいいとかさ、

壁ができるだけないほうが広く見えていいとか。

 

打ち合わせしてると本当によーーーく言われるんだよね。

 

図面とかで見ると合理的に判断するからそう思うんだけど、

実際に見るとそう「感じない」ことが多い。

 

むしろ「広く感じること」が重要なのであって、

いくら物理的に広くても「狭く感じたら」本末転倒なわけだよね。

 

こういうところ、フランク・ロイド・ライトの作品の多くは本当に体感させてくれる歴史的実例だからやっぱり実際に行って「体感」したほうがいいと思うぞ。

 

 

で、あの中二階の階段を登った先がこれね↓

 

 

ここ、低っ!って一瞬思うんだけど、

写真では左の空間がちょこっと見えてるんだけど、

この「低っ!」ってのがあるからこそ左の空間から感じる開放感が凄まじく感じるの!

 

 

すごいよ、このドーーーーーーーーン!って感じがね(笑)↓

 

 

 

食堂で天井吹き抜けにして、

そして中二階のところで低く落として高さ感覚を一旦リセットしてからのこれ↑!

 

 

外観で見ると正面の窓の部分のところね↓

 

 

この階に上がった時は、実は下の部屋が見えないようになってるの。

 

目線が正面の窓ガラスに向くように視線の設計をしている。

 

で、吹き抜けに近づくと下との繋がりに目線を飛ばして、

改めて広さと明るさと開放「感」を「感じられる」ように意図的に設計してるんだ。

 

 

言っとくけどこれ、90年前の建物だからね。

 

 

で、やっぱりこの下のホールに降りてみたくなるわけで、

そういうふうに自然と動線が最後の吹き抜けホールに繋がるようになってることも憎い演出なんだな。

 

 

下のホールに降りたところからのビュー↓

 

 

ここも上部は低く抑えてるよね。

 

今でこそ吹き抜けのある家とかではこういうの結構当たり前だけど、

当時は多分画期的だったと思う。

 

前川國男大先生のお家の吹き抜けのとこと似てるよね。

 

前川國男大先生はコルビュジェの弟子だけど、

帰国してからはフランク・ロイド・ライトの弟子のアントニン・レーモンド事務所にも入ったから、そのフランク・ロイド・ライトの影響をも受けてるんだ。

 

 

この「明日館」に入ると当時の女学生たちが学んだところとか、

みんなで大食堂でお昼を食べてるところとか、

そういった光景が結構強く飛び込んでくるんだ。

 

とても良い雰囲気の場所でエネルギーもまぁまぁ感じられるから、

一度は行ってほしいところなんだよね。

 

 

というところで「建築巡りWebツアー」2回目はフランク・ロイド・ライトの「自由学園明日館」でした!

 

 

あー、楽しかったなー。また訪れた気分になっちゃった。

 

 

ではまたこのへんでー

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