六月は歌舞伎座昼の部へ | 鯉のホネ折り損

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講談師 神田阿久鯉のブログです

ジャジャジャーン!
梅雨入り。。。

今月の歌舞伎座昼の部の演目は、この度初観劇のものばかりでした。

青空❗️



「妹背山婦女庭訓」の“三笠山御殿”、
お三輪役は時蔵さん。
前回27年はこの役は玉三郎さん。
面白い役です。
演者によって大分印象も違うんだろうなぁ。
見比べたかったわ。


続いて踊り「文屋」

「菊ちゃまぁ〜!💕💕💕」

なんとお上品。なんてお行儀の良い事。
このお方は心底真面目なお方なんでしょうねぇ、と勝手に想像していたら、幕になっちゃった。


さて、いよいよ「野晒悟助」

此の所立役にも挑戦する菊ちゃま。
今回は侠客の“浮世戸平”とな❗️
品がお宜しい侠客…
いいの。
いいのよ。
その内パパの様な凄味も出るわ!
出るのかなぁ⁇

“小田井”役の米吉さんが、もっの凄ーく可愛らしい。美しい。
で、ちょっと笑えてピッタリ!

“お賤”役の児太郎さん、もうこんなに大きくなったんだ。
年増もやれそうだ。
見所は菊五郎さんこ“悟助”と、左團次さんの“提婆仁三郎”の立ち回り!
…立ち回らない。

いいんです。

大御所のお二人が並んでいらっしゃるだけで、背景が見えて来ようてなもんです。

その分、仁三郎の子分連中が派手に悟助に切って掛かります。

でね、
ここが最高❗️
見目麗しいぴちぴちの若手十数名が、派手にトンボ切って舞台狭しと暴れてくれますよ❣️

オバさん、眼福眼福です。

中々面白い昼の部でありました。