昨日に続き、アグラボ農園が取り組むトマト栽培の核心技術を紹介します。
少々栽培について専門的になりますがご容赦下さいね。
そもそも30年以上前に研究・発表された栽培技術が、世に普及しなかった根本的な理由は、組織及び関連企業の利益に合わなかったことです。
例えばJAは肥料・農薬・資材などの供給先として、生産者は大事なお客様なわけで、組織の意向に沿って生産してもらう必要があります。
生産者が勝手に新たな栽培方法に取り組まれるのは、JAからすると供給先を失うことになり、利益の源泉を減らすことに至ります。
余談はそのぐらいにして、本題に戻ります。
栽培技術名は、「トマトの連続摘心栽培」と言います。
トマトが本来もつ生理特性をできるだけ生かすため、総合的に工夫した栽培です。
有機質肥料をたくさん使って、必要な養水分を必要なだけ供給できる根づくりをします。
トマトは南米ペルーの高地原産だから、過酷な環境で育てた方が美味しくなるという理論とは真逆の栽培方法です。
良い根を作るためには、根が思う存分活動できる土壌環境を作っていきます。
アグラボ農園は、酵母菌・乳酸菌・納豆菌・光合成細菌による「善玉菌の土壌醗酵 」で有機質の土壌環境にしていきます。
そして植物の光合成を活発化させるため、葉の先端から株本まで光が当たるよう、株間を通常の栽培以上に十分間隔をとります。
トマトの剪定技術としては、つるの高さを1.5~1.6mに誘引して、枝は5~6本確保、1本の枝には花房を2つまで付けたら、葉を2枚残し枝先を切り取ります。
この切り取りを摘心と呼んでいます。
次に成長してきた枝も花房が2つ付いたら、葉を2枚残し枝先を摘心していき、このような作業を連続して繰り返すことで、1本の株に5~6本の枝となるよう剪定していきます。
そうすると1本の株には約12個の花房が残ることになります。
さらに果実の肥大や成熟を促進するために、枝の分岐点を半回転させて枝を捻じります。
これはトマトの生殖成長に大きく関係していて、生理をうまく利用した治験結果のようです。
アグラボ農園では根を思う存分成長させ、1本の株から通年トマトが収穫できる環境を作っていきます。
そしてこの1本の株を2年3年と生かし、連続して収穫できる「エコ栽培」を目指しています。
トマトの種苗屋さん、ごめんなさい
この数年連続で栽培できる技術のある方は、九州でATK先生のみらしいですが、少なくても全国では数人は達成できている模様と聞きます。
通常春に植えた苗は、収穫後の夏の終わりにはに刈り取られるのに、何故1本のトマト株を通年栽培できるのか
それは次回ということで。