寒がりのくせに毛布は嫌いだと寒がりのくせに毛布は嫌いだと 葉巻のように歯を立てる笛 我妻俊樹連作「案山子!」(『風通し』その1)より。この歌、とくに下句の意味が取りにくいと『風通し』誌上の合評でいわれてるのですが、一字空けをうまく利用して、読む体勢を立て直すとうまく読めるのでは? と作者からのアドバイスを、過去に向かってテレパシーで送っておきました。