喉は今日の夕方までには最悪に近い異物感だったが、さっきある芝居の動画を見ていたら劇的といっていいくらい急に緩和した。まだ飲み込んだときの違和感などは感じるけど、何もしていないときにも四六時中締め付けられるようなあの喉の非常なこわばりはなくなった。それだけで全然楽だ。ちょっとほっとする。
とはいえ小説に関しては、基本的に絶望している。けれど本当の絶望は無意識につねに回避してしまっているために、底をついて何もかも手放して楽になる、ということができないでいる。絶望を知らない楽観というものの弱さを思い知る。どこか明るさの残る場所に身をおいて、そこから暗い方ばかり見て絶望のふりをするという欺瞞…。