マッキラー | 喜劇 眼の前旅館

喜劇 眼の前旅館

短歌のブログ

「マッキラー」(1972)。ルチオ・フルチの映画としては例外的にストーリーがちゃんとしてる作品、ぐらいの先入観で見たけど、とくにラストでは涙で画面も曇るほど心をはげしく揺さぶられる。とんでもない傑作。救いのない世界に差し込むもっとも絶望的な光。張りぼての顔が削れながら崖を落下していく描写が、間抜けでもまして残酷でもなく(あるいは間抜けで且つ残酷でありつつ)ひたすらやりきれない感動と結びついてしまうとは。


URLメモ。
http://aghi.hp.infoseek.co.jp/V3.htm
http://f16.aaa.livedoor.jp/~aghi/shikei.htm