気がつけば、この4月で57歳だ。
馬齢を重ねてしまったな。

46歳で多発性骨髄腫が判明し、8ヶ月病休を経て生き延び、55歳で再発し、ダラツブマブ等による治療のおかげで、今のところ、病気としては落ち着いている。とりあえず、11周年(?)は無事、迎えられそうな雰囲気だ。どちらかというと、副作用、もしくは二次的な副作用で困っているところではあるが。

なんとなく、定年の60歳まではもつかな?と思ったりする今日この頃。

とはいうものの、我が社も定年が延長となり、わたしの場合は、65歳となってしまった。もちろん、ご多分にもれず、60歳で役職定年になり、翌年度からは給料が70%になるけれど。

65歳まで働けるので、ありがたいと言えばありがたいものの。60歳まで保てば良いと思ってた身としては、微妙ではあるな。

あの電信柱まで頑張ろうと思って走ってきたのに、あと5本先の電信柱まで頑張って!と言われたランナーみたいな気分ではある。

我が社の場合、わたしは令和14年度がラストとなるので、令和15年3月31日で退職となるそうな。まだまだ、あと、まる9年働けということか。ちょっと気が遠くなるな。

あと9年働くということは、多発性骨髄腫で20年生き延びるということであり…うーん。なかなかそれは大変だ。

もちろん、そこまで、多発性骨髄腫がおとなしくしているとはとうてい思えないので、どこまで働けるか分からない。

昨年2月から始まった治療で完全に制圧できればよかったのだが、たぶん、そこまでは達成できなかったろうから、いずれまた再発は、する。まあ、しかし、それは、その時に考えればいいか。今、考えても、仕方がない。

なお、60歳で辞めてしまうとか。あるいは週3日勤務にするとかいう手もあるようだけれど。

小人閑居して不善をなす。

まあ、わたしの場合、日の高いうちからお酒を飲んで、無駄に日々を過ごすに決まっているので、週5日、フルタイムで働いてた方が良さそうね。

微妙なところとしては、会社の生命保険、60歳までだと死亡保険がそこそこ出るのだが、以降は保険金ががくっと下がるところ。かみさんに遺す金を考えると、どっちが良いんだか。5年間、7割給料を稼ぐ方が総額としては大きいけど。

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わたしが多発性骨髄腫と判明した時点で、住宅ローンの繰上げ返済はやめていた。

もともとかみさんの繰り上げ返済作戦でも、その予定だったそうで(息子が中学に上がれば教育費がふえるため)、わたしの60歳になる4月で返済が終わることになっていた(残り約14年)。

言うまでもなく、わたしが死ねば、団体信用生命保険により、住宅ローンの債務がなくなる。当時は余命2年半と言われていたので、無理に繰り上げ返済する必要もないと考えたわけだ。

ところが、かみさん。10年ぶりくらい久しぶりに住宅ローンの資料を読み直してみたら、なぜかわたしの58歳の誕生月である4月で返済が終わることになっていたそうな。なんでそんな勘違いが生じたのかは不明だが、喜ばしいことではある。

ともかく、来年の春以降は、住宅ローンはないのだ。つまりは、マンションの管理費と駐車場代と固定資産税ぐらいで住めるわけで。それはそれで嬉しい。

本数は少ないが仙台駅までのバス停は近所にあるし、徒歩10分で地下鉄駅もある。

徒歩5分圏内に生協とドラッグストアと郵便局とコンビニがあるから、わたしの死後、車が無くても、かみさんは普通に暮らしてゆけるだろう。

そもそもこのマンションを買ったのも、車が無くても生きて行けそうな立地だったから、なので、当然と言えば当然なのだが。

想定外に長生きしてしまったので、住宅ローンを完済するはめ(?)にはなりそうだが。それ以上にはこの十年稼いできたんだから(そりゃそうな)、まあ、いいか。

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などと、三連休だが、かみさんが起きてくる前に、パソコンと格闘しながら、お持ち帰り仕事をこなす、かずちゃんであった。

そうでなくても短い2月に祝日が2日あるのは辛いなあ。6月に振り替えて欲しいわ(笑)。