弘南鉄道は弘前駅から黒石駅までいく江南線と、中央弘前駅から大鰐駅までいく大鰐線の2路線がある。
江南線の弘前駅は、JRの弘前駅に隣接しているが。大鰐線の中央弘前駅は弘前駅から徒歩30分またはバスで15分と離れている。とっても、不便。
もともと大鰐線は、別会社(弘前電気鉄道)であり、弘前市の中心地である土手町から大鰐温泉を繋ぐ鉄道として誕生した。
しかし、経営がうまくゆかず、弘南鉄道が引き取った…が、その後も赤字が続き、一度、2013年に廃止すると社長が発表した(私が多発性骨髄腫で自家移植した年ね)。
しかし、地元の要望もあり、撤回した。が、地元のサポートも受けながらも経営は改善せず、ついに、廃止が決定した。という経緯がある。
あれから日が経ってるので、あと600日くらいかな。
駅名を見ると、沿線に、県立弘前高校、弘前学院大学、聖愛中学・高校、東奥義塾高校等、学生の利用が多いことが推察される。
駅数も14と多く(JRだと弘前→石川→大鰐温泉の3駅)奥羽本線から逸れたところを丹念に拾っている路線とも言える。
そんなこんなで地元も廃止したくは無かったのだろうけど。
車両は、東急のお古。
東北地方の私鉄の多くは首都圏私鉄のお古が使われていることが多い。
切符に鋏が入る。
今やほとんど見られないシーンだ。
それにしても、大鰐。
つい
「おーわに🎵 おーわにわに🎵 うーおわにうー🎵」と歌ってしまう夫婦であった。
ちなみに、エアコンはついていない。
扇風機だけが頼りだ。
窓も開けてあった。
つまり、弘南鉄道大鰐線では
①切符入鋏
②冷房ないので窓を開けて涼をとる
という、令和においてはなかなか体験できないツアーができるのだ。
りんごの実る季節に乗ってみたい気分。
車体の広告は、分かる人には分かる。
コンフューザーは、りんごの害虫である蛾を防除する資材。といっても、蛾を直接殺すわけではない。
害虫の蛾は、雌が性フェロモンを放出すると、その香りを頼りに雄が接近し交尾する。その後、雌が産卵し孵化した幼虫(いもむし)がりんごに害をなす。
この性フェロモンの成分を合成したのがこの資材だ。これを使うと空気中に大量の性フェロモンが漂うため、雄はどこに雌がいるかわからず交尾できなくなってしまう。この結果、蛾は受精卵を産むことができなくなるため、幼虫は増えない。という資材だ。
横道に逸れたが、列車の広告がコンフューザーとはいかにもだなあと思った次第。
かくして34分、大鰐線でののどかな旅が終わる。
右は弘南鉄道大鰐線大鰐駅。
左はJR東日本奥羽本線大鰐温泉駅。
年季を感じる通路。
というわけで、来たぜ大鰐。
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