さて、この商店街を突っ切れば、善光寺の正面を通る道に出るはず。サクッと行こう。と、思ったのだけど。アベレコードあたりから、私たちは、じっくり立ち止まりながら、あちこちのお店を観察し始めるようになった。
かみさん、ここの商品が気になるようで。確かに安い。買っていきたい。
駄菓子菓子。
2泊3日の旅は始まったばかり。しかも、車ではなく鉄道の旅なので、今から、荷物を増やすわけにもいかず断念。
なんだか迫力のある秋葉神社の勢獅子(きおいじしって読むんだって)。
うーん。
このラーメン屋さんは、閉まったまま。
こちらこそ潰れたのかな?と思ったら。
貼り紙に。
10月16日昼から右目がはれて(くもった)ので休業治療したいので12月頃再開できると思います。よろしく。千福
とありました。
この千福さん。「権堂 千福」で検索すると、じっちゃんがその場で麺を手打ちして作るお店のようです(仙台だと味の新宮みたいなとこかな)。
Twitter(Xという名は嫌い)ではそのお姿や動画が結構上がってましたし、Googleの口コミでも悪いこと書いてる人がほとんど見当たらなかったので、たぶん美味しいんでしょうね。
12月頃再開とあったので、そろそろ復帰できてるといいですね。
初めは、手前の、おそば屋さんが気になったんだけど。
かみさんが「あれ映画館やん」と言う。確かに奥の茶色い建物は、映画館。
いまどきMOVIXやイオンシネマばっかりの映画館。昔は、我が故郷の四条畷にも、四条畷駅前にナワテシネマなんて映画館があったけど。ここは、まだ、駅前のこんな映画館が健在なのね。
※ちなみに、建築年は不明だけれど、1911年(明治44年)開館の新潟県の高田世界館よりも先に開館しているそうで、実質的には日本最古の映画館らしいです。120年は経ってるのね。
だんだん、頭が昭和ナイズされてきた。
古本屋さんも健在。なぜかキューピー人形。そして、Tシャツも売っている。なんか、こんなお店だと、KKベストセラーズやワニブックスの昭和のハウトゥー本とかありそうな気がして覗いてみたかったが、さすがにここで時間は取れないわね。
そして、店先で、野菜が売ってたりする。それはいい。ただ…ひとつ70円のオレンジはともかく。
100(円) 1ケ 青森
って何?(笑)
たぶん青森県産でひとつ100円という意味だと思うけど。それともあの菜っぱはほんとは青森というのか(そりゃなかろう)。
かと思うと少し小洒落たカフェ。
哲学カフェって何?
サトちゃんは、クビをケガしてるそうな。
治る日は来るのだろうか。
商店街も終わりが近づいてきた。
なんだかあちこち、昭和な雰囲気の商店街だったが、最後にとどめを刺してきたのがここ。
直球どまんなか、昭和レトロ。
昭和レトロ(15点セット) 特価 20万円だそうな(笑)。
実質的には、非売品なのかもね(20万円なら買うひとがいるかも知れないし)。
というわけで。
たまたま閉まってたお店もあったけど。
また、平日のお昼ということもあり空いてたけど(居酒屋さんとかも多かったので、夜だともっと賑わうかも)、その分、なんというか、はっきり言って昭和な風情が漂いすぎる権堂商店街を満喫したのでありました。
いや別に、権堂商店街を観光しにきたわけでは無いんだけど(笑)、堪能いたしました。
わたしもかみさんも、名所旧跡を巡るの悪くないけど、こういうところを歩くのが結構好きなので、大豊作でした。
もっとも、Google先生に「権堂商店街」と聞くと「長野市の観光名所」などと書いてあったりする。そうなんだ。
とにもかくにも、思いつきで降りて、単なる通過点と考えていた権堂。なかなか面白い街でした。
いつかまた来る機会があれば、千福の手打ち麺のラーメン食べてみたいな。
というわけで、ようやく、善光寺大門に通じる道に出てきました(普通は長野駅からバスですぐ着くのだが)。
ここを右に行けば、善光寺。左に行けば長野駅。なんだけど、私は権堂でエネルギーを使いすぎたのか(笑)間違って左に行きかけました。
かみさんがいて、よかった(^_^;)。