鹿島パンのビジネスモデルは日本の家の断熱性能を変える? | Japanese natural farmer 牛上の田舎暮らしブログ

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カンボジアの首都プノンペンから車で8時間のジャングルで無肥料•無農薬の乾燥生姜を作って日本に輸出していました。

家庭の事情で現在は茨城県で田舎暮らしをしております。

住宅街の空き地を借りて自然農やっています。

来年、日本🇯🇵は断熱の最低基準を建築基準法で定めます。今は無断熱で家やアパートを建てても良いのです。
その基準は断熱等級4と呼ばれなかなかの断熱性能のように聞こえますが、実は、ドイツ🇩🇪で48年前に最低だった基準なのです。田舎暮らしを始める前に住まいの断熱性能について知って頂けましたら幸いです。

最近、ご近所さんから『かしまパン』の話題が良く出ます。





かしまパン



① 美味しい


②いつも人が並んでいる


③価格がリーズナブル


④すぐに売り切れる


かしまパンは人を幸せにするパン屋さん!


① 美味しさの秘密は

パン自体に添加物を使用していない、

マーガリンや保存剤等々

具に使う加工肉(ベーコンやソーセージ)には保存剤は入っているとホームページには書いてあります。


②店主が予め開店前に焼いたパンと営業時間内には焼いたパンをショーケースに並べる。お客は店内に5人迄しか入れない。(子供はカウントしない)


③ 5人のお客は店内に入った順番にショーケースにあるパンを選び、それを店主がトレーに取り会計する。会計が終わったお客は各々が持参したエコバッグにパンを入れて店を出る。1人出ると次のお客が1人店に入る。これを繰り返す為、人件費が1人分しか発生しないので良い食材を使用しているにも関わらず、販売価格を抑えられる。


④パンが無くなると閉店と書いてあり店の中に5人しか人が入れないので、外には長蛇の列ができている。前面道路は4mしかなく、通行する車の速度はゆっくりの為、初めて通行する人は驚いた表情で通り過ぎる。



よくある話ですが、店主に欲が出てレジに人を雇いお客が、5人しか中に入れないのを10人に増やしたりすると、人が並ばなくなりますから、今のままがベストだと思います。



良い材料を使っていて美味しいにも関わらず3割以上価格が安い、いつも人が並んでいて、お昼前に売り切れてしまうそんなパン屋さんは流行るに決まっています。



今から20年以上前に私が、所属する住宅会社の新人だった頃 野村総研のデータに面白い物がありました。このデータを元に私がいる会社はは独自のビジネスモデルを打ち出したようです。



当時、日本🇯🇵の新築住宅はアメリカ🇺🇸の新築住宅の2.44倍も価格が高かったのですが、


中でも目立って高かったのは労務費と販売経費でした。




かしまパンさんの1人でパン職人から売り子迄をやり、労務費を抑えて美味しいパンを安く提供して、その間お客は30分程度並んでパンを買って行く。このスタイルが私にはとても素敵💓に思えております。デパ地下に店を構えなくても、30分くらい並んでも満足度が高ければ売れる。




私は若い頃、デパートで絵画の販売をやっておりました。 同じ系列のデパートでも池袋よりも銀座 銀座よりも本店の出店料が高いのです。



昔はデパートでしか買えなかった超人気店のお菓子や食材が、普通に通販で買える時代です。


住宅会社の中には有名デパートで3時間で建てることができる子供部屋を売って大きくなったところや、未だにかなりの広告宣伝費を使っているところもあります。


もう一度、野村総研のグラフをご覧になってください。


販売経費 労務費の割合をアメリカ🇺🇸の住宅を目標にできるだけ削っても良い時代なのではないでしょうか。


そしてやらなければならないのは断熱性能のレベルアップです。何しろ日本は先進国でも最も断熱性能が低い国だから。


日本はお風呂で一番人が亡くなる国に続きます。