2024/6/26 ロイター

 

 

いよいよ鳥インフルワクチンの接種が始まります。

鳥インフルパンデミックの始まりか。

 

 

 

 

 

[ヘルシンキ 25日 ロイター] - フィンランドの保健当局は25日、動物との接触がある一部の労働者に対し、早ければ来週にも鳥インフルエンザの予防接種を開始する計画を発表した。ヒトへの鳥インフルエンザワクチンを導入するのは世界で初めて。

 

フィンランドは、欧州連合(EU)共同調達の一環として、製造元であるオーストラリアのバイオテクノロジー会社CSLセキラス(CSL.AX), opens new tabから1万人分のワクチンを購入した。

 

CSLセキラスはロイターに、フィンランドがこのワクチンを導入する最初の国だと明らかにした。

フィンランド保健福祉研究所(THL)によると、ワクチンは仕事やその他の事情で鳥インフルエンザに感染するリスクの高い18歳以上の人に接種する。

 

同国ではヒトから鳥インフルエンザウイルスは検出されていないが、同国特有の毛皮動物飼育場がもたらす感染リスクを考慮して、ワクチン接種の展開に意欲的に取り組む。

 

 

 

=====

 

6月8日の投稿にてフィンランドの接種の情報は伝えておりました。

 

接種対象は

 

ワクチン接種キャンペーンは限定的であり、ワクチン接種は養鶏農家、獣医、ウイルスを研究する科学者、ミンクやキツネなどの動物を飼育し、感染が発生した毛皮農場で働く人々などのグループに提供される予定である

 

ワクチン接種を開始するという決定は、感染した動物と密接な接触をした人々がH5N1ウイルスに感染するかもしれないという懸念を反映している。このウイルスは今のところ、人間に感染したり、さらに重要なことに、人間の間で広まったりするのに特に長けているわけではない。しかし、科学者たちは、このウイルスがより多くの哺乳類種に感染し、より多くの人間の細胞に接触すれば、人間にとってより脅威となるように進化する可能性が高くなると懸念している。

 

 

ワクチンの製造はCSLセキラス社。

 

日本では明治製菓ファルマがCSLセキラス社のワクチンを製造販売ライセンスを取得。

 

CSLセキラス社を検索してみたらこんなのが出ました。

 

明治製菓ファルマ

新型コロナウイルス感染症に関する次世代mRNAワクチン(レプリコン)「コスタイベ筋注用」の国内製造販売承認取得に関するお知らせ

~次世代ワクチン(レプリコン)として世界で初めての承認~

https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/2023/detail/pdf/231128_02.pdf

 

 

フィンランドで接種されるワクチンは、H5N8と呼ばれる別の鳥インフルエンザウイルスをベースに設計されているが、研究者らは、このワクチンはH5N1に対する防御効果も持つはずだと述べている。ワクチンの主標的は、ヘマグルチニン成分、つまりHの部分である。ワクチンには、生成された免疫反応を強める成分であるアジュバントも含まれている。

 

 

塩野義製薬 アジュバントとは

アジュバントはワクチンと一緒に投与する物質で、ワクチンを接種された際の効果を高めるために使用されます。いわば、ワクチンの働きを高める役割があります。弱毒化ワクチンや不活化ワクチンには免疫活性化作用を示す病原体の膜成分や核酸物質等が含まれているので強い免疫反応を起こします。

 

 

 

鳥インフルエンザの記事(19件)