2020年ごろから鈴木愛理さんのことはちらちらと妻から聞いていて、へ〜そんなアーティスト?アイドル?がいるんだな、と認識していた。

その後にすこし縁があって鈴木愛理さんと間接的に仕事で関わることがあり(会ってもないしむこうは私のことを認識もしていないだろう)、せっかくならとライブにも行ったりした。なかなかいいじゃないか、みたいなことを思った。歌も上手いし可愛いし。

このときは、まさか彼女の存在が私の人生に深く食い込んでくることになるなんて、まっさらブルージーンズみたいにまっさらピンとも思ってもいなかった。


それからちょっと時間が空いて、2023年4月、会社の先輩が鈴木愛理をはじめとしたハロプロの超古参オタクであることが判明し(ファン歴25年)、私がにわか鈴木愛理ファンとわかるや否や、°C-uteのライブBDを貸してくれた。

これとこれとこれとこれとこれ、とりあえず見ておけば大丈夫!Buono!と愛理のソロも貸すね!それから写真集と、あとはYouTubeにある動画でおすすめのものを数十本資料にまとめておいたから!困ったことあったらいつでも相談してね!

先輩の熱量はすさまじく、私は、はぁ、と苦笑いでそれらを受け取るしかなく、「資料」を持ち帰ったのだった。

ハロプロって、モー娘。とか、まぁ知らなくはないけど、自分がそんなにハマるだろうか?とちょっと懐疑的ではあった。

なんだか歌い方もアイドルっぽくないし、やたらエネルギッシュだし、つんくの曲は変わってるし、昔の衣装もはっきりいって可愛いとは言い難いし。

でも、先輩からものすごい熱量を持って借りてしまった以上、見て感想伝えなきゃなぁ、と思って、失礼ながら義務的で礼儀的な心持ちでもってして°C-uteのライブ5回分を通しで見た。それをごく短期間に、3周した。

1ヶ月後、私は「Danceでバコーン!」を朝に聴きながら涙を流すほどにまでなっていた。


完全に、完璧に、沼にハマった。


それから鈴木愛理さんのワンマンコンサートツアー「ココロノオトヲ」に行って、彼女は私の推しなんだと、はっきり自覚する。

°C-uteやBuono!の曲を歌い継いでくれていることがどれだけありがたく尊いことであるのか、その一音一音の価値が身に沁みるようで終始鳥肌が立ちっぱなしだったことを、あのときの衝撃をもってはっきりと記憶している。


同時期に、妻から「鈴木愛理に匹敵するすごい子を見つけた」と報告を受けた。

それが、宮本佳林さんだニコニコ

YouTubeに違法アップロードされてなぜか看過されているライブ映像を見るに、鈴木愛理さんとはまた異なる魅力を持つ女の子だということがわかった。

気がつけばずっとYouTubeで見てしまっていたので、Juice=Juiceのライブ映像を購入した。2019年、国立代々木体育館でやったoctopic!である。

宮本佳林さんにハマると同時に、Juice=Juiceにもゾッコンになった。ここまでがだいたい2023年の7月くらいの話。


10月に初めて佳林さんのソロライブに行って、その魅力にはほとほと、感服するばかりだった。彼女はどんどん可愛くなるし、歌も上手くなるし、パフォーマンスが練り上げられていく。グループにいたときからすごかったけど、ソロになってからはソロアイドルとしての実力をつけてきている。

鈴木愛理さんはアーティストになってしまったけど(もちろんそれが悪いわけではないし(むしろ良いし)、その路線で間違いなかったと断言できる)、佳林さんはアイドルを続けてくれていることが本当に嬉しい。

ありがとう。


そして12月6日、Juice=Juice 10th Anniversary Tour 2023 Final 〜Juicetory〜で初めて、Juice=Juiceのライブに参戦してきた。

「オリメンは植村あかりしか残っていない」なんてよく言われるけど、それがどうした。

今のJuice=Juiceは最高で、まだまだこれから続いてくstoryを持ったグループなんだ。

過去にすがる彼女たちではなく、過去を受け継ぎながら進化を続ける、未来のあるグループなんだ。

あなたたちは最高です。

そう胸を張って言える、今まで参戦してきたどのアーティストのどのライブよりも最高なライブだった。

まさか「ちゅるちゅるぷーにゅタピオカミルクティー」で号泣するとは思わなかった。


°C-uteと鈴木愛理さんを大好きになって、とくに7月にJuice=Juiceにハマってから、日々は怒涛のように過ぎていった。

年間に100冊以上の本を読む私が、7月以降に読んだ本の数は、2冊。

読書をする時間がなくなった。読書よりも優先度の高いものが自分の中にできたのだ。それくらい、心の中で彼女たちの占める割合が日増しに大きくなっていき、ただ想うだけで心が満たされて、涙が出そうになるのだった。

ライブ映像を毎週末に見ては泣いたり、見るたびに新たな発見やストーリーに気付かされ、ハロステを始めとしたYouTubeチャンネルを毎週楽しみに視聴し、ブログは毎日書かさずに読む。

ブログに「いいね」を押したいからアメブロにも登録した。

せっかくならということでブログを書くことにした。


この想いを、感想を、どこかに発散しないと、私の心臓はいまにも張り裂けてしまいそうなのだ。