ルルウタ2東京公演の初日と2日目に行ってきました。
「生きててよかった!!!」
それに尽きるライブでございました。
バルコニー席まで満員で、ホール埋める瑠々ちゃんすげ〜となりました。私の席運はなく、初日は1階の後ろの方、2日目は2階でした。でも、行けただけよかったと思います。
一昨年のルルウタと、昨年のルルウタ アンコールのときには「もう仕上がりすぎてる。これ以上のものはないだろう」と思っていたけど、全然「これ以上」を見せつけられましたね。まだ伸びしろあんのかよ。
ルルウタとルルウタ2ではコンセプトが異なっており、ルルウタが「陽」だとしたらルルウタ2は「陰」。瑠々ちゃんも今回は「ルルジャズ」と言っていたように、ジャジーなアレンジが多く、演奏もその場のノリと空気を楽しむ感じがしました。
完全にひとつのshowとして成立していて、アイドルだからとか、推しだからとか、そういうのを抜きにして、普通に段原瑠々という一人のアーティストに魅入ってしまうライブで、気がつけばペンラを振ることも忘れて光る部分を握りしめて歌声と演奏に聴き入ってしまいました。
ありがとう、ステージに立ってくれて、ハロプロに入ってくれて、歌ってくれて、生まれてきてくれて。この世界に「歌」というものを生んでくれた人類、ありがとう。瑠々ちゃんと同じ時代に生きててよかった。自分も今日まで生きてきてよかった。偉かった。
全部赦されたし、全部赦せる。
光。瑠々ちゃんは、光ですね。その光を浴びると万物は生まれ持った罪を浄化される、そういう類の「光」です。
私は瑠々ちゃんの歌が理屈抜きに好きなんだと思いました。
(ここからセトリのネタバレがあります。)
楽曲はハロプロをメインにして、Juice=Juice曲は3曲。2日目の公演ではJPOPのカバーも4曲ありました。
丸の内サディスティックをやったのは意外でした。当然上手でリズムもバチバチに決めていて心地よかったのですが、瑠々ちゃんの性格とは真反対そうな楽曲を歌っているのが微笑ましくもあって、随分とお利口な丸サでそれも瑠々ちゃんらしくてよかったです。
個人的に今回とくに良かったのは「四の五の言わず颯と別れてあげた」と「ポツリと」の2曲。
歌詞に出てくる主人公がその場にいるかのような表現力に圧倒されました。「四の五の」に関してはドラマか映画でも観ているような没入感があり、なにか原作があるならこのあと買ってみようかな〜と。朝井リョウ原作の小説とかあるのでしょうか?
「ポツリと」はアレンジも神でした。リフレインのギターが素晴らしくて、ピアノのテンションも空気感をうまく演出しており、原曲よりも好きなアレンジでした。「ポツリと」感というか、ほんとうにポツリと呟くような歌い方に歌詞がセリフのように乗っていて、舞台の一幕のようでした。こんないい曲だったんだとあらためて気づかされました。
そう、今回のルルウタ2は、楽曲の良さにたくさん気づかされるライブでした。
ハロプロっていい曲多い。日本にはいい曲が多い。
前回のルルウタは瑠々ちゃんの歌声の良さに浸るものだとしたら、ルルウタ2は曲の良さに浸るものだったと個人的には思っていて、もちろん瑠々ちゃんの歌がスーパースーパー良かったのは自明の理として、それを踏まえたうえで、「曲の良さ」が明るみになっていたというか、楽曲の魅力を届けようとしたのが伝わったし、魅力を十全に受け止められました。
「曲が届く」ライブだったのです。それも、音の情報量の密度の濃さに溺れるくらいに「圧倒的」に。
「この曲ってこんなに良かったんだ……」そう思わせるほどに曲を届けるって、途轍もないコトです。楽曲の良さを引き出し、表現しきる。並大抵ではありません。
実力が追いついていないと曲に歌い手が潰されてしまうし、歌い方が押し付けがましいと曲が霞む。「こんな難しい曲を頑張って歌ってる」なんて思われちゃいけない。解釈ができていても表現力がなければ伝わらない。目には見えない音楽という空気の震えに、自分自身を乗せて表現するというのは難しいコトです。
そうした音楽というものに、さも形があって、触れることができるかのように、瑠々ちゃんは歌い上げます。のびのびと、健やかに、草原が広がっているみたいな豊かさが歌声から広がります。
ここに至るまでの瑠々ちゃんの努力を思うと、自分も今すぐ何かをやらないと気が済まないような、そんな活気が体の中を駆け巡りますね。グズグズしていられない。おれも人生を生き抜かなきゃいけない。
瑠々ちゃんの歌声はヴィオラのように静かに深く伸びやかで、芯のある振動が会場そのものを震わせて、骨の髄まで解きほぐしていくような心地よさを持っています。
前回のルルウタもそうだったのですが、終演後、なんかちょっと心地の良い疲労感とカラダが軽くなるような感じがしませんか?
名湯に浸かったあとみたいな非常にスッキリとした気分になって、心なしかポカポカもしていて魂の老廃物がデトックスされたような……。肌の調子も良くなります。
知りませんが、おそらく瑠々ちゃんの歌声には副交感神経に作用する成分が含まれていて、ライブ中は神経が鎮まってかなりリラックスできているのでしょうね。だから終演後は温泉から出たような、あるいは上質な午睡から目覚めたかのような感覚になるのです。
これまで、いつか瑠々ちゃんもJuice=Juiceを卒業するときが来るのだ、というコトを思うとネガティブな気持ちになっていました。
しかし、今回のルルウタ2を観て以来、気持ちは逆になりました。語弊があるような書き方になってしまいますが、いつか来るその日が楽しみになったのです。
もしもソロアーティストになったら、どういう展開になるのだろう? 瑠々ちゃんも、Juice=Juiceも。
きっとその日は、瑠々ちゃんがJuice=Juiceから卒業すると同時に、Juice=Juiceが瑠々ちゃんから卒業するのでしょう。
決して、はやく卒業しろという文脈ではありません。ただただ、未来が楽しみなのです。
こんなに未来に想いを馳せたのは小学校の卒業文集以来。将来を思うと絶望しかける30代になっても、未来に胸を躍らせることができるのですね。
その日が来るまで、その日の先まで、生きましょう、みんなで。
また「生きててよかった」と思えるから。
