アイデアのヒント
- ジャック フォスター, Jack Foster, 青島 淑子
- アイデアのヒント
以前紹介したアイデアの作り方 のジェームス・ウェブ・ヤングの考えを、方法論まで具体的に紹介されている。
基本理念はヤング同様
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
である。
「アイデアを得るにはすでに知っている材料で新しい料理のレシピを作るようなもの。
すでにある材料をこれまでとは異なった方法で組み合わせるだけと、アイデアを得るというのは、こんなにも単純なことなのである。」と述べている。
なるほど、既存の方法の組み合わせという事は、現状の知識レベルを高め、膨大なデータをいろいろな角度から眺め、組み合わせていくというベースが必要だということが否応にも分かる。
一朝一夕では行かないという事。。
先にヤングの基本原則から具体的な方法論を紹介してくれていると記載したが、この本では、アイデアを得るために行う心の準備項目と、アイデアを考える際に順を追って行うべきプロセスを紹介してくれている。
【心の準備】
・もっと楽しもう
・自分を信じよう
・「その気」になろう
・子供に戻ろう
・「知りたがりに」なろう
・笑われることを恐れるな
・「考え方」のヒントを知る
・いろいろなものを組み合わせる
言わんとすることは、柔軟な思考を持ち、積極的にポジティブに行動せよ! ということ。
この点に関しては成功ルールとなんら変わりない。
というより、成功するにはアイデアが必ず必要なもので、上記思考・行動条件は何事にも必須項目であり、且つ難易度が高い。
攻略するには常に意識し習慣化して、ごく自然にこなす事が出来るようになる事であろう。
【行うべきプロセス】
・質問を変えてみよう
・情報をかき集めよう
・とにかく数で勝負しよう
・一旦全部忘れよう
・ひらめいたら実践しよう
ヤングのアイデアの作り方 とほぼ同様の内容だ。
要するに違う角度から物事を考え、いく通りの方向性出し、解決策の方向性を導く。
その後、それに関する膨大な情報収集をし、あらゆる知識を蓄える。
その知識(情報)から、探索し、遊び、並べ替え、結びつけ、統合をひたすらやる、それでもまだ「これだ」と思えるアイデアがわかない場合は、「忘れる」。
「忘れる」とは人間の80%以上をつかさどる無意識下で処理にゆだねるという事だ。
忘れて、別の仕事に取り掛かる。エンジンを動かしながらギアを変えるイメージ。
ここで、ジャック・フォスターの考えはヤングとは若干異なる。
ヤングが提唱する忘れるは「リラックス」を意味するが、
ジャック・フォスターは忘れる「リラックス」に異論を唱える。
ジャックはリラックスからの効用は過大評価されすぎているという。
「問題を忘れてくつろごう」「わすれてぼーっとしよう」「お笑い番組でも見よう」としてリラックスすると、それまでの勢いが止まり、好奇心が押しつぶされ、類似点や関連性を見つける鋭い観察眼を持とうとする努力がストップすると言っている。
うーん、なるほど。私もリラックスしすぎると、どうしても考える事が嫌になり、その後考え出すと、とても疲れる経験がある。
あくまで違う仕事をし、エンジンは常に動かしながらギアだけ変えると言う事か。。
やはり、アイデア(クリエイティビティ)を得るためには、それに向けた努力を継続して行っていくしかない。
だが、この本を読むことにより、今までよりアイデアという目的まで、短距離で走れる事は間違いない。
読みやすいので、是非お勧めです。^_^