「昼間にお酒のない場で、ざっくばらんに日常生活の事柄や セクシュアリティについ
て話し合えたら」というコンセプトで、 これまでに定期的に「レズビアン・ゲイであ
る自分を語る会」をAGP関西が中心となって開催してきました。
昨年8月に久々に関東でも「レズビアン・ゲイである自分を語る会」を開催しましたが
今年も継続的に開催をしていく予定です。

直前の告知となりましたが、2012年2回目は5/12(土)午後に行います。

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普段の生活にまぎれて、なかなか話せないこと。
こんな話をしたら、笑われるんじゃないか・・・と不安に思うこと。
ほかの人はどのように思うんだろう? って思うこと。
日曜の昼下がりに、ゆっくりと一緒に話し合ってみませんか。
いろんな考えがあり、「正解」というものが存在しないからこそ、
それぞれが社会的なしがらみにとらわれることなく、
じっくりと耳を傾け、話をしましょう。

AGPというと、専門家会議という名称のため、
カウンセリング的なことを期待される方もいるかもしれませんが、
この会においてはピア的な、その場に参加している皆さんと一緒に考えていく方針です。
話題を共有することで参加者の皆さん(もちろんスタッフも)の中に
エンパワーメントできるような会にできるようスタッフ参加者ともども
作り上げていきたいと考えております。


<レズビアン・ゲイである自分を語る会(関東) vol.11>

日時:2012年5月12日(土)
開場 13:00 開始 13:30 終了予定 16:30

会場:東京都内の公共施設
(申し込みいただいた方に、詳細をお知らせいたします)

参加費(会場費・資料代など):学生500円 一般1000円

グループディスカッションなども予定しておりますので、事前申し込み制としております。
下記のアドレスまで、メールでお申し込みください。

定員(20名を予定)になりましたらお申し込みをいただいてもお断りすることもありますのでご了承下さい。

申し込み(もしくは問い合わせ)アドレス:0512@agp-online.jp

AGPは,医師,心理臨床家,看護師,ソーシャルワーカー,教員など医療,心理,福祉
,教育の分野の職に就く者や,そのような職業を目指す学生等から成る,レズビアン,
ゲイ,バイセクシュアル(LGB)のための団体です。
活動内容など詳しくは以下をご覧ください。

(AGP online) http://www.agp-online.jp/
(AGP blog) http://ameblo.jp/agp-blog/
(AGP twitter) https://twitter.com/#!/AGP_twit

AGP関西では、5月20日(日)に第48回「ビアン・ゲイである自分を語る会」を開催します。


「昼間にお酒のない場で、ざっくばらんに日常生活の事柄やセクシュアリティについて話し合えたら」とのコンセプトで、3ヵ月に1度、語り合いの場を持っています。

堅い話・柔かい話・興味のある事を気軽に話し合って、楽しく交流する場にしたいと思います。



■日時:5月20日(日)午後1時から午後5時まで


■会場:大阪市内の公共施設の会議室


■参加費:2,000円(定期的収入のない方は1,000円です)



参加を希望される方は、AGP関西(agpkansai07@yahoo.co.jp)までメールでお申し込みください。(お手数ですが、文中のアドレスの@マークを小文字に変えて下さい。)

その際、以下の4点をご記入下さい。


・お名前(ニックネームで結構です)


・自認している性別・セクシュアリティ


・年齢


・メールアドレス


折り返し、こちらより連絡致します。


http://agp-kansai.seesaa.net/


参加受け付けの締め切りは5月13日(日)ですので、申し込みはお早めにお願いします。



また、AGP関西では月に2回、こころの電話相談を行っています。

同性愛に理解のある相談員が担当していますので、セクシュアリティに関連する人間関係や日常生活などに悩みがある方は、お電話下さい。

詳しくは、以下のURLからご覧下さい。

http://agp-kansai.seesaa.net/category/3338076-1.html


では、皆様のご参加をお待ちしています。



 文責:今野


日時:2012年1月29日(日)13:30~16:30(開場13:00)
場所:新宿区内の公共施設
参加者:レズビアン4名、ゲイ6(計10名)。年代は20代~50代(おそらく)。

スタッフ:なっちゃん、長野、くらもち、おぎそ、今野

1. おおよそのスケジュール
 1) グランドルールの説明
 2) 自己紹介
 3) 緊張をほぐすゲーム:名前を言い当てるゲームを行った。
 4) 全体ディスカッション
 5) 休憩
 6) グループディスカッション
 7) 休憩
 8) まとめ(一人ずつ感想など)

 開始前にスタッフが、別途、事前に参集し、手順の確認や事前アンケートの内容などをチェックした。

2. 事前アンケートによる参加者の語りたいテーマは、おおよそ以下のとおり(代表的なもの)。
 →友人が好きで、うまく関係が築けなくなっていること。
 →地方から上京してきて最初は火がついたように遊びまくり、だんだん落ち着いて翌日に疲れを残さない程度の無理のない遊び方におさまって、人間関係も広げるよりは今あるものを大事にと思ったり。他の参加者の方の今までの歴史、今のスタイル、今後の展望などをお聞きしたいです。
 →同業者(知的障害者介助関係)のネットワーク作り&30代以降の出会いをどうやってみつけて行くか。
 →カミングアウトについて。
 →ゲイであることの不利益。ゲイであることで損をしていることはないか。


3.全体ディスカッションは、特定のテーマを決めず、フリートークとなった。語り合われた内容はおおそよ以下のとおり。
 →友だちを好きになった場合は、どうするか?ノンケの人を好きになった場合はどうするか?へテロだとわかり、興味がなくなった(ことがあった)。
 →子どもを持つことを重要と考えて、(同性愛者でも)結婚も選択する人はいるのでないか(そういう方を否定するニュアンスで話されてはいませんでした)。
 →学生時代に友人の男性を好きになって切ない思いをしてしまった。
 →同性愛者で(カミングアウトしておらず)あることが二重生活に思え、「自分の人生」という感じがしない。他人の人生を予行演習してみたい。
 →同性愛を自己肯定することが困難だった。二つの世界を融合させることが難しい。
 →日常茶飯事にカミングアウトすることが難しいと(職場などで)つくづく思う。職場でのカムアウトをどうするか?自分は管理職で部下を持つ身でもあり、考えてしまう。
 →ゲイで「ひとり者」であることに関して(つまり恋人やパートナーがいない方)、一人で生きるには覚悟がいるのかなあ?
 →一人でも楽しく生きていくには、どうしたらよいか考えている。一人で老後を生きるか、二人でカップルで生きるかは、性質の問題だけではない。レズビアンで一人で生きることを決めてやっている人もおり、そういう人は友人に頼ったりしている。老後の保証人の問題はどうするか。

全体ディスカッションでは、上記のような、かなり幅広い話題が語り合われた。同性愛者であることの困難性、しかしそこを乗り越えて、自分流のライフスタイルを様々に考えたり、すでに構築したりしている方の話しがでてきた。

4.全体ディスカッションの後に、3グループに分かれて、グループディスカッションを行った。

5.まとめ(一人ずつ感想など)では、ざっくばらんに語ることができた、他の人の話を聞くことができ良かったなどの感想等があった。

6.事後アンケートの感想はおおよそ以下のとおり(代表的なもの)。
(1)語る会に参加しての感想
 →自分の中で漠然と考えていたことを他の参加者の方から具体的な指摘をしていただいたのでとても参考になった。
 →なかなかよくやっていると思いましたが、(進行上)沈黙を作るのはバツです。
 →いろいろな話が聞けて良かったです。年上の方、レズビアンの方の現実的な話が聞けて良かった。
 →大変緊張したが話せた。先輩が多く、中途半端な自分で大丈夫か気になった。
 →日頃思っていることを、みんなで話し合うことができてよい時間を持てました。
(2)出てきた話題で特に残ったこと
 →友だちをつくろうと思って動いていても友だちはできない。何か共通のことを一緒にやる中で自然にできるのでは?
 →結構、老後と健康のことを不安に思っている人が多いなぁと思いました。
 →昼間に集まるレズビアンの集まり(主婦レズという方らしいですが)がある、ということが印象に残りました。
 →セクシャリティの自認が遅い場合があるということ。
 →ゲイ男性の方の話で「1人で生きていくことを好む」方と「1人で生きていくことに不安を感じている方」の双方の話があり自分の中で勝手にカテゴリーにあてはめるよりも一人ひとりの個性に着目して人と接するべきと改めて思った。
→老後の日常的、具体的な問題について今まであまり考えてないので「そうだなぁー」と思いました。

(3)今後話してみたいと思う話題
 →「パートナー」という話題に特化した話(同性パートナーでよかったこと・不便なこと、また同性カップルにおいても入り込む異性カップル的な意識役割分担について)。
 →同じくらいの年齢の人と話してみたい。もう少し性的に具体的な話。
 →老後と健康(AGPのまさに得意分野)。
 →友だちの作り方・増やし方。

(4)スタッフの対応について
 →話している人と話していない人への話題の振り(バランス)がイマイチですね。
 →今日ぐらいの人数(参加者10人+スタッフ5人)が多すぎなくていいと思った。もう少しスムースに進行してもいいのでは、と思いました。
 →丁寧な対応をありがとうございました
 →グループトーク(セッション)を30分ぐらいでシャッフルしてもいいかと思う。

(5)今後の語る会について(レズビアン・ゲイのミックス、もしくはオンリー)
 →基本ミックスでよいが、たまにはゲイ(レズビアン)のみも良いかと思う。
 →ミックスが面白いと思います。
 →どちらでも。

(6)語る会についての要望(開催頻度・日程・値段設定など)
 →できれば月に1度、週末に。参加費は現在のままが良い。
 →頻繁にあるほうがよい。日曜や土曜の午後がベストです。参加費はもう少し安くてもいいが、まぁ1000円なら出せる。
 →日程の事前告知をもう少し早くして欲しい。時間ももっと長いと(お昼を挟んでまる一日)もっと
深まると感じます。
 →3~4か月のペースで開いていただけると嬉しいです。

7.反省点等
 →今回は、事前に参加者に冒頭、簡単なメモをとることを話して、承諾いただいた上で、メモ取りが可能となり、具体的な内容を記録することが出来た。
 →進行上で、話題と話題の間に若干の沈黙ができてしまい、一部、参加者から不満があったようである。スタッフ間で、もう少し連携して、話題の振り方などの工夫が必要だったように思う。
 →スタッフ反省会では、開始時間をもう少し早め、例えば、13:15からのようにして、できるだけ多く参加者に語る時間を提供してはどうか、という案が出てきた。今後の検討課題だと考える。