プラークの衣をまとった顆粒がポケットに進撃する。 | 遠山敏成オフィシャルブログ「アゴたん革命」Powered by Ameba

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歯磨き粉にも様々な種類がありますが、それぞれに特徴があります。

プラーク(歯垢)を落とす事に重きを置いていたり、歯周病などを予防する薬効に重きを置いていたり、知覚過敏を抑制するための成分に重きを置いていたり、と様々です。

上の動画は東京の大田区で開業されている殿塚量平先生のYou Tubeをシェアさせて頂いたものです。

これは、おそらく顆粒をいれてプラークの除去の効率を上げる事に重きを置いたもので、その顆粒が残ってしまっています。
(。>0<。)

まだこの残顆粒がインプラント(私自信はほとんど施術しませんが)や天然歯のポケットに侵入し、歯周炎を誘発するかどうかは私は日々の臨床で体験しておりません。

しかし!!

もともと口の中にない異物をあえて入れてはいけません!

江戸時代には竹や木をほぐした歯ブラシに、「砂」をベースに丁字油などを練りこんだものを歯磨き粉として使っていたらしいですが、それに近いですね。
(T_T)…。

材料を開発する技術が大幅に進歩しているのに、考え方が逆行してしまっている。

この残顆粒自体は菌が繁殖しない様な物質かも知れませんが(全く知りません)、この顆粒は何の働きをしているかと言うと細菌だらけのプラークをかきとっているわけです。

という事は、プラークの衣をまとった顆粒がポケットの中に侵入して居座ってしまうのです。

これ誰がどう考えたって、逆に歯科関係者でない一般の人だってすぐわかりますよね!

もちろんメーカーもそんなマイナスの事を狙って製造しているわけはないのですが、こういった事が起こっているのであればすぐに対処すべしです。
(`(エ)´)ノ_彡

患者さんは歯磨き粉もたくさんあるのでよく選んで買ってくださいね!



ちなみに
今回、動画をシェアさせて頂いた『殿塚量平』先生は日本を代表するビッグドクターで、日本国内のみならず、海外からも講演のオファーがある日本が世界に誇れるとてもスペシャリティーな先生です。

殿塚先生のクリニックはこちら
↓↓↓
『殿塚歯科ペリオ・インプラントセンター』
東京都大田区東雪谷1-29-3
TEL:03-3748-6231
http://tono-dc.com/