FXを始めたときからずっと思っていたのですが、FX取引って初期のJRPGをプレイするのに似ていると思いませんか?

 

私は、最近、ますますその思いが強くなってきました。

以下、いくつかその理由を説明したいと思います。

 

1.はじめがつらい。→命大事に。

 FXを始めたばかりの頃、右も左もよく分からないので、安全をとって少額で始めて、ちょっとの相場の上下や含み損の拡大にびくびくして、レバレッジは3倍までを呪文のように唱えつつ、1日でわずか1,000円単位の損得に一喜一憂していました。

 特に、相場がちょっと下がったらいきなりロスカットされそうで、そうなるとショックがでかそうでした。

 で、実際にはロスカットされたのは、FXにもだいぶ慣れてきたころだったのですが、十分余裕を見ていたはずが、急激な大きな一瞬の相場の下落でロスカットされ、ロスカットペナルティが無かったのは良かったのですが、すぐに相場が戻ってしまい、そこで再度ポジションをとっても、ロスカットで確定した損失のほとんどを取り戻すことは無理!という羽目になりました。

 これって、JRPGの最初のころ、レベル10に達するくらいまではHPに余裕がなく、ゴブリンのようなザコモンスターにすら1撃は耐えられても2撃で殺されるレベルで、チマチマとモンスターを1匹倒しては薬草やポーションでHP回復したり、宿で寝て回復したりして、死なないように死なないようにプレーする感覚にすごく似ていると思いました。

 特に、死んだら経験値がこれまで得た分の半分になり、所持品は失われ、所持金も半分に減ってしまう一般のJRPGの蘇生条件(だから小まめにセーブするんだけど)が、FXのロスカットのダメージにすごく似ている気がしています。(ひょっとしてJRPGの蘇生条件は、信用取引とかの追証不足の清算を参考にしているのではとも思います。)

 さらに初期のJRPGでは、特定のセーブポイント(教会とか)でしかセーブができなくて、リセットしてセーブポイントからやり直しでは、すごく前からになるので、リセットするか蘇生するかで非常に悩んだものです。

 FXの場合、リセットして直前のセーブポイントからやり直しということはできないので、JRPG以上に命大事にトレードしないといけないでしょう。

 私は、この感覚、すごく似ていると思うのですが、皆さんはどうですか。 

 

2.ある程度利益(経験値)が溜まると余裕ができる。

 FXも少し慣れてくると、相場の上下にもだいぶ慣れてきて、ちょっと含み損が出たくらいでは動じなくなります。

 むしろ、良いナンピンのチャンスぐらいに思うような余裕も出てきます。

 また、ロスカットについても、大体の値動きの状況とロスカットの危険性の状況がつかめてきて、こちらの危険もある程度予測できるようになります。

 そうなるとコツコツとではありますが、少しづつ実現利益が積みあがってきます。

 含み損についても、時折、損切りしたりして、ある程度コントロールできるようになります。

 この辺り、JRPGで、HPを管理ながら、なるべく経験値とドロップのおいしいモンスターを倒しながら地道にレベルを上げていく、レベルが10を超えたあたりの経験値稼ぎ、レベル上げのプレーにそっくりです。

 

3.高官の発言・介入など(ランダムポップの中ボス)で想定外の大苦戦をする

 そんなふうにFXで順調に稼げるようになって、ちょっと自信が出てきたころ、いきなり介入(当時はそう疑われていた。真偽不明。)で相場が一瞬で大暴落し、ロスカットをくらって、大ダメージを負ってしまいました。

 取引するFX証券会社を何社にも分けてリスク分散を図っていたので、致命傷にはならなかったものの、ちょっとショックがデカかったです。

 これって、JRPGで順調にレベル上げしている最中に、ランダムポップ型や巡回型の中ポスに準備不足で遭遇するような、例えばゴブリンしか出ないはずの平原でいきなりオーガに出くわしてしまい、なすすべもなく殺されてしまうのにそっくりだと思いました。

 

4.通貨ペア(モンスター)によって勝利の方程式(ハメ技)がある。

 このころには、私の目には、各通貨ペアが倒すべきモンスターに見えてきていました。そして、そのモンスターごとに特性が違い、その特性を上手につけば、簡単に勝利できてしまうような。

 例えば、メキシコペソです。

 私にとっては、メキシコペソは、ケツアルカトルに見えています。

 こいつの特性は、2つ。

 一つ目は、たまに下落することもあますが、基本は上にしか飛ばないことです。

 二つ目は、大抵の場合、殺した時の経験値(売買差益)より、使い魔にして働いてもらった方(スワップポイント)が割が良いことです。

 別の記事で、散々、ペソスワは私に合わなかったと力説しておいてなんですが、ケツアルカトルであるメキシコペソの倒し方は、倒すのではなく使い魔にして働かせるスワップ狙いのペソスワなのです。

 こんな感じで他の通貨ペアも、心の中でモンスターに変換し、日々、戦っています。

 他の通貨ペアは、どんなモンスターかって? 恥ずかしくてとても言えません。

 でも、どうですか。

 これ以上、説明する必要もなく、通貨ペアがモンスターに見えてきて、それぞれに対するハメ技が見つかりそうな気がしませんか。

 

5.得意な通貨ペア・手法(おいしいモンスター)だけに専念すると割と楽

 この点をあらためて説明する必要があるでしょうか。

 4で説明したように、例えば、メキシコペソに対しては、スワップ狙いで勝てます。買って、買いポジションを作って、じっとスワップが入ってくるのを待つ

 実に簡単なお仕事です。

 しかし、私の場合、それでは心が満足しません。

 そういう不労所得的な稼ぎ方も大好物ですが、それだけじゃなく、やっぱり自分で頑張って稼いだ感も欲しいんですよね。

 というわけで、一つの通貨ペアに満足せず、どんどん通貨ペアを広げていたら、なんとLIGHTFXでコンスタントに同時に10通貨ペアの裁量取引をするようになってしまいました。

 この点も、JRPGにすごく似ています。

 確かに、使い魔に好き勝手暴れてもらって気楽に経験値を稼ぎつつ、自分はお城にこもってゴロゴロしているのは楽ではあります。

 でも、それでは折角JRPGの製作者の皆さんが苦労して作った世界をあんまり楽しむことができません。

 やっぱり、城の外に出て、自分でいろいろ試してみないと。

 だから、Xとかで「FXの手法を一つに絞ってひたすら専念すべき!」みたいな投稿を読んでもあんまりピンと来ないんですよね。

 皆さん、どう思いますか?


6.ラスボス(目標額)を倒すために十分にレベルを上げるとサクッと倒せる

 (・・・といいな)

 さて、JRPGの場合、大抵、ラスボスを倒すというエンディングがあります。

 これは、FXでは、資産の目標額を達成するということでしょうか。

 ちょっと、今の段階では、10億円(仮です)という目標は遠すぎて、実感がわきません。

 でも、JRPGも、レベル10ぐらいの段階では、本当のラスボスを倒すのは全然想像もつかないし、むしろラスボスが誰なのか、何なのかさえわかってないことが多い。

 それでも、プレーを続け、ラスボスを倒しに行く頃には、経験値もたまって十分にレベルも上がり、強力な武器と防具とアイテムもそろって、案外、サクッと倒せちゃったりします。

 FXもそうだといいなと思っています。

 単なる願望ですが・・・。