こんにちは
上級食品表示診断士のあごひげにゃんこです
少し暖かくなってきましたね
朝晩の寒さがだいぶ緩くなって、
すごしやすくなってきました
春はもうすぐそこまで来ていますよ
早くコロナ騒動が落ち着きますように…
そして暖かくなってくると増えてくるのが…
菌
賞味期限や消費期限を過ぎていなくても、
保存方法を間違えた食品は、
ちょっとお腹こわすくらいでは済まない、
命に関わるような食中毒
を引き起こす危険性があるので、
最新の注意を払わなければいけません
ということで今回は、
食品の保存方法表示
についてのお話
あれもこれもと書き足していたら、
ボリュームが大きくなってしまったので、
数回にわけてお話させたいただきます
今日は保存方法表示の基本編
では参りましょう
食品表示では、おいしく食べられる目安を示す賞味期限や、安全に食べられる期限を示す消費期限などの期限表示と合わせて、適切な保存方法を一括表示内に表示する決まりになっています
期限表示についてのお話をもっと知りたい方は、
こちらも合わせてご覧ください
↓
ちゃんとした保存方法で保管していなければ、賞味期限もへったくれもないですからね
どっちも守ってこその食品安全ですよ
また保存方法は、
食品の特性に従って、
具体的かつ平易な用語で、
流通、家庭等において、
実行可能な保存の方法を
表示することとされています。
では実際の表示を見ていきましょう
まずは常温の温度帯での保存方法の場合
↓
常温の場合は、
常温で保存すること以外に何もなければ
保存方法そのものの表示を省略することもできます ←※ただし牛乳、乳飲料以外
この↑の表示のように、
避けてほしい条件などがある場合は、
その内容を文章で表示することになっていますよ
チョコなど、特定の温度帯で保存されないと形状が保てない(溶けちゃう)ようなものは、その温度帯が明記されてたりもします。
これ↓
また、表示されている保存方法は、
期限表示と同様に未開封の状態での
保存方法をあらわしています
なので開封後に保存方法を変更することが望ましい食品は、
一括表示枠外に表示したり、
「使用上の注意」等の項目で別途表示することが推奨されていますよ
これは枠外に表示していますね
↓
常温はそんなところでしょうか
次は冷蔵の温度帯が保存方法の場合
冷蔵の場合はこの↑表示のように、○℃以下で保存してほしい旨が表示されています
あと、温度の違いに関わらず、
期限表示を裏面表示以外に表示
する場合は、裏面表示と同様に、
保存方法も合わせて表示する必要がありますよ
この基本的な表示方法以外に、要冷蔵食品には個別に表示の決まりがあるものがありますが、食中毒のお話が絡んできてボリュームが大きくなるので、これは次回以降に数回に分けて詳しくお話させていただきます
最後、冷凍の温度帯が保存方法の場合
冷凍食品は「○℃以下で保存してほしい」という旨の保存方法表示の他に、
一括表示枠外に「冷凍食品」という文言が表示されています
保存方法表示の基本編はこんなところ
保存方法表示はきちんと伝わらないと、
食中毒に直結するところなので、
とても大事な表示なんです
みなさんも買い物から帰ってきたら、
まずは表示を確認
適切な保存方法で保存して、
食中毒の危険性を減らしていきましょ
今日はここまで
最後までご覧いただきありがとうごさいました
次回以降は、個別に保存方法の決まりがある食品について、数回にわけてご紹介していきます
食中毒別とかの方がいいのかな
ちょっと考えますー
参考