こんにちは
上級食品表示診断士のあごひげにゃんこです
前回投稿したアレルギー表示の基本的なお話で詳しいことは書かせてもらっているのですが、実物あった方がわかりやすいかなぁーなんて思ったので、私のコレクションからいくつか市販のものの表示を紹介させていただきます
今回はアレルギー表示にスポット当てます
前回の投稿より、少しおさらいしておきましょう
食品表示法でのアレルギー表示は大きく2パターン
①原材料毎に
「○○(△△・□□を含む)、●●、…」
と個別に表示する方法
②原材料名の後に続いて、
「…、(一部に○○・△△を含む)」
とひとまとめにして表示する方法
一応①の個別表示が原則です。
ってことで、まずはこれ
原則的な①の表示方法のやつです。
しょう油の後ろに(小麦・大豆を含む)とありますね。
これがアレルギー表示です
えび粉のように原材料名にアレルギー表示そのものの名前が入っている時は(○○を含む)を省略することができますよ
卵、小麦澱粉、アーモンドパウダーで表示を省略しているのは前のものと同じパターンです。
違うのはレシチン(大豆由来)
原材料名の書き方のルールで、
「/」の前が原材料、後ろが添加物となっていますが、
添加物からくるアレルギーは(○○由来)と表示することになっています。
こんな感じです。
卵白でアレルギー出る場合と卵黄でアレルギー出る場合とがあるので、ちゃんと分離できてないよってのを表示で表すために(卵を含む)って付けるよになりました。
事故防止のためですね
ちなみにアレルギー表示は最初に出てくるものに表示すればよい(繰り返し出てくるアレルギーは省略可)ので、この表示の「卵黄」の(卵を含む)は省略できます。
続いての画像は②のパターン
ひとまとめにする時は省略しないで全部書くことになってます。
バラバラになってるより、一つにまとまってる方がわかりやすいかなぁーなんて私は思うのですが、お弁当とかだと避けて食べれたりするから、個別に表示するのにはそれはそれでメリットがあるみたい。
埋もれているより外に出ている方がわかりやすい。これはありがたいですね
さらに次は、個別に表示した上で枠外にまとめて表示しています。
(ちなみにアーモンドアレルギーの表示は2019年9月に追加されたばかりなので、対応していないものがほとんど。なので枠外のまとめ部分にアーモンドは入ってないのですよー)
個別に表示した上で枠外にまとめて表示があれば、細かく見たい人にもまとめて見たい人にも、どちらにも優しい表示となりますね
消費者目線でよい表示だと思います
インバウンドとかで海外の人も増えてきてるので、絵とか使って表示したり、事業者のみなさんもいろいろ工夫されてますよー
今日はここまで
最後までお付き合いいただきありがとうございました