≪目次≫

~はじめに~

~ドゴン族のシリウス神話~
・シリウス・ミステリーの始まり
・人類創成神話
・シリウスは三重連星だったという伝承
・なぜ、ドゴン族は高度な天文学的知識をもっていたのか?

~ピラミッドとシリウス~
・オリオンの三ツ星とピラミッド
・天空の星を指し示すシャフト

~オシリス神とイシス神~

~原始キリスト教の象徴は‟魚”~
・なぜ魚のマークがキリスト教徒?
・イエスと空海の共通点とは?

~シリウスの軌道を見て気づいたこと~

~シリウス人の特徴~

~おわりに~

~はじめに~


皆さん、こんにちは。最初にお断りです。

2月12日の『謎多き星~シリウス』において、「1回でまとめるのは困難でしたので、2回にわたって取り上げます。次回は空海さんも少し登場します~」と申し上げました。

ところが、筆を進めていったところ、空海さん関連の話も次々に出てきてしまい、ひとつの記事にはなりませんでした。よって、今回はシリウスだけに的を絞ってお伝えします。申し訳ありません。m(__)m

(過去記事)
「謎多き星~シリウス」(2/12)
https://ameblo.jp/agnes99/entry-12656164588.html

~ドゴン族のシリウス神話~

 
 

西アフリカの「マリ共和国」に、『ドゴン族』という民族がおり、バンディアガラの断崖(バンディアガラ山)に居住しています。

仮面文化の発達がみられ、これを用いた舞踊や祭事に文化的特徴を有しています。中でも60年に1度実施される、祖先の霊力を持った蛇の大仮面を奉納する「シギの祭り」はよく知られています。(上図)

ドゴン族は、20世紀半ばに文明社会の人間と接触するまで、高度な文明は持たず、原始的な生活を続けていました。

(参考)ドゴン族(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%B4%E3%83%B3%E6%97%8F
 
 

◆シリウス・ミステリーの始まり

「ドゴン族」が、シリウスにまつわる大きな謎をもたらしました。

謎の発端は、1931年に初めてドゴン族に接触した仏人類学者・マルセル・グリオール氏とジェルメーヌ・ディテルラン氏です。

その後も何度かドゴン族の元を訪れ、1946年、ドゴン族の長老から『ドゴン族の伝承』を聞きだすことに成功しました。

1950年、グリオール氏は、その伝承を論文にして発表しました。

その後、イギリスの天文学者ロバート・テンプル博士が裏付け調査を行い、『シリウス・ミステリー』として出版しました。(下図)

その本に書かれている内容は驚くべきものでした。

ドゴン族の盲目の長老が博士に語った内容とは・・・