≪目次≫
~プロローグ・断捨離を口にする二人の友人~
~三毒「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」~
~2種類の「涅槃経」~
~人生は「生老病死」という苦しみの連続である~
~涅槃と「輪廻転生」の違い~
~六道輪廻とは~
~涅槃に入るためには煩悩を捨てなければならない~
~仏教を構成する三大要素「仏法僧」~
~組織が衰亡しないための条件とは~
~なぜ、戒律は必要なのか~
~「戒」を守らずにいると災いが起きる~
~仏陀が弟子たちに示した「法鏡」~
~自灯明法灯明と「四念処」~
~エピローグ・仏教は心の病院~
~プロローグ・断捨離を口にする二人の友人~
今回は仏教についてです。
6月のある日、二人の友人(女性)と別々にお話した際、お二人とも断捨離を心掛けている旨の発言をされていました。お二人には全く接点がありません。
(Aさん)
「あのね、私もいつ死ぬか分からないから色々と整理しているの~」
(アグネス)
「死ぬっていっても、私よりも3歳ぐらい若いじゃん~!」
(Aさん)
「わかんないわよ~コロナもあるし、自然災害だってあるし、昔と違って今の世の中は何があるかわからないもん!」
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(Bさん)
「最近ね、新しい洋服を買うどころか、着ないものはどんどん処分してるの。コロナに罹らないという保証はどこにもないし、身軽にしておかないと、急に死んだ場合、残された者が困るでしょう~」
(アグネス)
「断捨離ってことね~」
(Bさん)
「そうそう、最近知ったんだけどね~」
(過去記事)
暑さ寒さも彼岸まで(2018/3/18)
https://ameblo.jp/agnes99/entry-12361329467.html
◆断捨離とは(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%AD%E6%8D%A8%E9%9B%A2
沖正弘が提唱したヨガの思想が元になっており、提唱者は作家のやましたひでこさんです。
◎断~入ってくるいらない物を断つ。
◎捨~家にずっとあるいらない物を捨てる。
◎離~物への執着から離れる。
不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的です。ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは異なるものとされています。(引用終了)
要は『執着心』を極力捨てることですね。前述の二人の友人も、数年以内に地球から旅立つことを、彼女らの魂は知っているんだと思いますよ。
(過去記事)
【空海の言葉】執着心が真実を見えなくする(2019/7/11)
https://ameblo.jp/agnes99/entry-12492542105.html?frm=theme
~三毒「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」~
◆貪・瞋・痴(とん・じん・ち)
仏教では、人間の苦しみの原因となる‟煩悩”の数は108あると言われていますが、三毒とは、克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩を指します。三毒は人間の諸悪・苦しみの根源とされています。
◎貪(とん)~欲しいものなどに対して、執着する心
◎瞋(じん)~怒ること、腹を立てること
◎痴(ち)~真理を知らず、物事の理非の区別がつかないこと
煩悩の塊である人間から煩悩を取り去ることは不可能ですが、仏教では「煩悩を制御することによって少しでも悟りの境地に近づこう~」と説いています。
仏教では、人間の苦しみの原因となる‟煩悩”の数は108あると言われていますが、三毒とは、克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩を指します。三毒は人間の諸悪・苦しみの根源とされています。
◎貪(とん)~欲しいものなどに対して、執着する心
◎瞋(じん)~怒ること、腹を立てること
◎痴(ち)~真理を知らず、物事の理非の区別がつかないこと
煩悩の塊である人間から煩悩を取り去ることは不可能ですが、仏教では「煩悩を制御することによって少しでも悟りの境地に近づこう~」と説いています。