東京都で新たに48人の感染確認(6/15)
新型コロナウイルスについて15日、東京都内で2日連続で40人超えとなる48人の感染が確認されました。48人のうち20人については新宿区がいわゆる「夜の街」に関連する人を対象に協力を呼びかけ実施している集団検査で判明した人達で、そのほとんどがホストクラブの従業員だということです。(引用終了)
まずは、東京都の感染者数です。11日に「東京アラート」を解除した東京都ですが、皮肉なことに徐々に感染者数が増えてきました。特に、40人超えは14日に続き2日連続です。
夜の街にガォー!(2018/4/1)
「夜の街のクラスター感染」が注目されていますが、ホストクラブだけではなく、接客を伴う夜のご商売は‟濃厚接触”が売りみたいなものですからね~。
特殊浴場の話が出ませんが、出せないだけでしょう。関東以北最大の歓楽街‟すすきの”は、転勤&出張の殿方に人気がありますが、命をとるか、一時の快楽をとるか、という話になります。
いずれにしましても、どこの国も、どこの地域も、人口が多いことが最大の要因ですよ。首長さんを責めたところで仕方ありません。
北京の市場で集団感染、団地封鎖も(6/15)
北京では、市内の食品卸売市場で集団感染が発覚し、今月11日以降の4日間で、市場の関係者や客など51人の感染がわかっています。
中国の国家衛生当局によりますと、北京では14日に新たに36人の感染が確認されたということですが、このうち何人が市場の関係者なのかは現時点ではわかっていません。(引用終了)
次に中国の状況です。
武漢市が収まったかと思っていましたら、11日から急に首都・北京の感染者が増えてきました。市場が原因らしいですが、北京がロックダウンされましたら、習近平体制が揺らいできますね。
次に、アメリカを除く国々のコロナ事情をお伝えします。
南半球で感染急増・・・日本への影響・変異の可能性は?(6/12)
◆スウェーデン
スウェーデンは、ロックダウンを採用せずに『集団免疫』という独自路線をとりました。しかし、抗体検査陽性率が7.3%(4月下旬調査)、2020年GDP成長率見通しは-6.1%となっています。
南半球での新型コロナウイルスの感染拡大が深刻となっています。特に、ブラジルの感染者数、死者数がアメリカに次いで世界第2位となりました。
中南米、アフリカの国々は医療体制が欧米諸国よりも十分じゃありませんので、予想できたことなのですが・・・今後、アメリカ、中南米、アフリカ諸国がコロナウイルス輸出国になることが懸念されます。
◆ブラジル
ブラジルでは経済活動を優先し、ロックダウンをしていません。その結果、感染者数は80万人以上となり、死者数も4万人を超えました。ボルソナロ大統領を‟厄介な大統領”と揶揄する向きもあります。
◆ペルー
ペルーでは、非常事態宣言が3カ月も続いていますが、感染者数は21万人を超え、感染拡大に歯止めがきいていません。
その理由は“悪循環”です。遺体を自宅や病院に引き取りに行った人たちへの感染が続出。さらに、テレワークの環境なども整っていないため、外出せざるを得ない人たちが後を絶ちません。
◆アフリカ大陸
アフリカ大陸では検査体制が十分に整っていないにもかかわらず、すでに20万人以上の感染が確認されています。南アフリカではロックダウンが一部、解除された途端に、新規感染者数が過去最悪になりました。
◆国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授
「新型コロナウイルスは呼吸器系のウイルスだから、寒い時期、空気が乾燥している時に広がりやすい。南半球の感染が増えて、しばらくして日本が寒い時期を迎えた時、もしウイルスが入ってくると日本で感染が拡大、いわゆる“第2波”が起こる可能性がある」
また、ウイルスが変異する可能性については・・・
「これまで変異は結構、起こっているが、明らかに病原性が強くなるような変異までは報告されていない。ただ、ウイルスの遺伝子が変化しているから、例えばPCR検査で、検出する感度が下がるのではないか。あるいは、ワクチン、薬が効かなくなるほうが懸念」
◆インド
南米以外に警戒している国はインドだといいます。
「現在、感染者は約30万人だが、相当な人口を抱えている。衛生的な状況、経済的な状況を考えると、今後、感染者は増えてくるのではないか」と指摘します。(引用終了)
(関連記事)
どっちみち、新型コロナウイルスが世界一周しないことには、ある程度までは収まらないと思いますよ。
なお、本記事とは直接関係ありませんが、「時空を超えた大地誕生のドラマ~中部・関東地方(1)(2)」は、昨夜NHKで「ジオ・ジャパン2」が放送されたために、販売停止商品となりました。お詫び申し上げます。
(過去記事)
新型コロナ、世界各地の状況は?東京五輪はどうなる?(3/22)
映画「感染列島」にヒントあり(3/19)