首相は「朕は国家」のルイ14世を彷彿(5/15)

 

検察庁法改正に反対する松尾邦弘・元検事総長(77)ら検察OBが15日、法務省に提出した意見書の全文から一部抜粋します。

 

【衝撃的】首相「森羅万象すべて担当」(2019/2/6)より

 

本年2月13日衆議院本会議で、安倍総理大臣は「検察官にも国家公務員法の適用があると従来の解釈を変更することにした」旨述べた。

 

 

これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更したという宣言であって、フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世の言葉として伝えられる「朕(ちん)は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿(ほうふつ)とさせるような姿勢であり、近代国家の基本理念である三権分立主義の否定にもつながりかねない危険性を含んでいる。(引用終了)

 

 

安倍総理自身が、「朕は国家なり」と発言したわけではありませんが、検察庁OBらによる意見書にある、「ルイ14世の言葉として伝えられる『朕(ちん)は国家である』との中世の亡霊のような言葉を彷彿とさせる」が注目を浴びています。

 

そんな中、22日の衆院厚労委員会におきまして、共産党議員の質問に答えた総理は、何をどう間違ったのか分かりませんが、「ルイ16世と同じとまで言われると・・・」と切り返したのです。

 

ルイ14世(世界史の窓)

 

フランス・ブルボン朝の国王(在位1643~1715年)。「太陽王」といわれたフランス絶対王政の全盛期の国王。1643年にわずか5歳で即位、当初は母のアンヌが摂政となり、枢機卿マザランが政治にあたった。侵略戦争と宮廷の奢侈は次第に財政を苦しくさせていった。

 

ルイ16世(世界史の窓)

 

ひ孫のルイ15世・次のルイ16世がブルボン朝を継承したが、18世紀を通じて国家の財政難、絶対王政の硬直化、いわゆるアンシャンレジーム社会の矛盾が深刻化して世紀末にフランス革命が起きることとなる。

 

マリーアントワネット妃の名言

 

妃のマリーアントワネットも贅沢な生活を送り、そのため財政が苦しくなって革命の一因となったとまで言われることがある

 

7・14「フランス革命記念日」にすべてが動きだす?!(2016/7/15)

マリー05

 

フランス革命はバスティーユ監獄襲撃(1789/7/14)から始まり、フランス全土に波及します。

 

1791年6月21日、ルイ16世はマリーアントワネットと国外逃亡を企て(ヴァレンヌ逃亡事件)て失敗し、全く国民の信頼を失って王権は停止された。

 

その後、ルイ16世が刑死(1793/1/21)、マリーアントワネットが刑死(1793/10/16)、ナポレオンの登場となります。(引用終了)

 

処刑場に向かうマリー・アントワネット

マリー

 

在りし日の安倍総理夫妻

 

安倍総理は、ルイ14世とルイ16世のことを詳しくはご存知ないと思います。私はそれをバカにしているわけではなくてですね・・・。

 

安倍総理夫妻の背後にいる「目に見えない存在」が、総理本人の口を借りて、近未来の夫妻の姿を示唆したのではないかと思いました。

 

夫人の悪気はなくとも、思慮に欠ける行動とKYさもアントワネット妃に似ていますしねぇ・・・えー


「権力」という魔物(2018/3/13)

今月初めに安倍首相が『森羅万象を担当している』と発言した辺りから、坂道を転がり始めたように感じます。時期はわかりませんが、ルーマニアのチャウシェスク大統領夫妻のようにはならずとも、海外逃亡はするかもしれませんね。(引用終了)

 

現在、どこの国にもギロチンはありませんけど、海外逃亡、逮捕・・・これまで隠されてきた「国家の私物化」が公になるんじゃないかと思うのです。ネット民は知っていますが、一般人は知らないことばかりですからね~。

 

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(参考)

法相から指揮権を発動される立場の「検事総長」に任命されそうになった黒川弘務検事長は、「三十六計逃げるが勝ち」とばかり、間一髪のところで、「安倍晋三首相の魔の手」から逃れることができた(5/23 板垣氏メルマガ)