上野三碑の紹介【群馬県高崎市】(①概要編)

上野三碑ができるまで(②山上碑・金井沢碑編)

 

上野三碑(左から山上碑・多胡碑・金井沢碑)

 

群馬県民の方はご存知だと思いますが、ほとんどの日本国民が知らないと思われる「上野三碑」です。その中から「多胡碑」を取り上げます。26日の「神と崇められた人々は実在した地球外生命体」の冒頭で「明日以降の記事の前提に必要~」と申し上げたのは多胡碑のことなのです。ニヤリ

 

 

24日夜8時からBS12で放送された「超ムーの世界R」を観ました。三上編集長のコーナーになり、多胡碑の話が出てきたのです。わたしは「上野三碑」は知らなかったのですが、多胡碑が「日本三古碑」のひとつであることは知っていました。多胡碑には「羊なる者に与え多胡郡とした」という記述があり、三上編集長が取り上げたのは「羊なる者の正体の謎」でした。

 

多胡羊太夫(Wikipedia)より

 

(1)藤原不比等本人であるとする説(関口昌春提唱)
 

(2)「羊」は物部氏の祖神の名である経津主の転であり、物部氏の後裔であるとする説(吉田説)
 

(3)秦氏に連なる渡来人とする説。(久保有政説)
 

(4)「火」を神聖視した伝承が羊神社にあることから、ゾロアスター教に関係がある、中央アジア系渡来人であるとする説。
 

(5)キリスト教関係の遺物が多胡碑から発見されたことから景教(ネストリウス派キリスト教)教徒説
 

(6)ユダヤ人系キリスト教徒説。(日ユ同祖論説)

 

三上編集長は(3)と(5)に言及します。

 

多胡碑十字架の謎

 

江戸時代、肥前国平戸藩主だった松浦静山の随筆集「甲子夜話」において「羊太夫の墓から十字架が出た」という記述があり、多胡碑の下からは「JNRI」というローマ字が書かれた銅板も見つかっていたというのです。

 

JNRIとは、ラテン語で「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」を意味する略語INRI(Iesus Nazarenus,Rex Iudaeorum)のことだと推測され、これは「キリストの磔刑」において十字架の上に掲げられた罪状書きになります。イナリとも読め、稲荷信仰との関連も指摘されています。


ブラタモリ、3週連続で高野山特集(2017/9/9)より

 

景教で思い出しますのは、高野山奥之院・一の橋付近にあります「景教碑」です。空海が遣唐使として中国に渡った頃には、すでに景教は流布されていました。真言宗では、法要の最初に胸の前で十字を切ったり、奥の院御廟前の灯篭に十字架がついていたりなど、景教の影響がみられます。

 

いろは02

 

いろは03

 

飛鳥氏曰く、「空海は、神道、道教、仏教、儒教も根本は同じで、元は原始キリスト教であるということを知っており、帰国する際に漢文の【マタイ伝】を持ち帰ってきてるはずだよ~。大日如来=天照大神=イエス・キリストなんだよ~」と。

 

(過去記事)

それは「ガウディ・コード」から始まった(4)(2017/2/9)

 

【夢】「馬がない・・」と関東平野の地図(2018/6/21)より

 

さて、過去にみた夢の解明です。昨年6月に見た夢で「馬がない」と2回聞こえたことをお伝えしました。また、今年3月24日の「【夢】新聞一面に妙義山で・・・」でお伝えした夢は、「妙義山で・・・」と書かれた新聞一面の白抜き記事が見えたことでした。

 

 

「馬がない」とは群馬県の【群】のことで、「君は羊」と解釈でき、妙義山、妙義神社の「妙義」の【妙】は不思議なほど優れたという意味ですから、「不思議なほど優れた羊は我である」と解釈できます。OK

 

今回の三上編集長による「多胡碑と羊太夫伝説」の解説を聞かなけば、この二つの夢の解明はできなかったかもしれません。

 

三上編集長はもう一つ別の事象も紹介してくださったのですが、それにもビックリ!でした。辻麻里子さんの著書に何度も登場してくる数式でした。今回の記事も大変だったのですが、そちらも書ければ書きますが・・・あまり期待しないで待っててください。十字架

 

碑に刻まれた「羊」は動物?人物?上野三碑・多胡碑の謎に迫る(2018/10/22)左矢印日付に注目、今年の10月22日は即位の礼