(ガイドG)
「さて、ここからが問題だ。3次元の領域内において、なぜ完璧なものは破壊されるのかわかるかな?」
(レムリアの王子)
「完璧だとこれ以上先がない。息苦しくなって、メチャクチャに壊したくなる」
(マヤ)
「完璧の璧は壁と形が似ているし、完璧すぎると閉じ込められているような感じで、そこから出られなくなるような気がする」
マヤはスクリーンに「璧」「壁」という二つの文字を書きながら説明している。
(ガイドG)
「よく聞きなさい。君たちに創造の秘密を伝授しよう。そして、この奥儀を表面的ではなく深いところで納得し、腑に落としてゆきなさい。よいか、完璧なシンメトリーを表現する際に、必ず1ヶ所、脱出ゲートを確保しておくこと。すなわち、システムに若干のゆらぎや遊びを作っておくことだ。
閉じた世界では、新たな創造が生まれず内部はよどみ、やがて、そのシステムは崩壊へと向かうだろう。崩壊を避けるためには、意図的に特異点や螺旋を作り、破壊することなく緊急避難ゲートを確保して、シンメトリーを回避させることが重要になる。
ただし、若干のゆらぎであり、そのエラー率は約0.72パーセント。すなわち全体の1/137=0.0072以下に抑えておかなければ、まるでお話にならないのだよ。宇宙の幾何学的なパターンを表現する際に、1パーセント以上のエラーは許されていないことは知っているだろう~」
(マヤ)
「なるほどね、エラー率0.72パーセントという数値は、1/137から導き出された数字だったんですね~」
(ガイドG)
「そういうことだ。たとえば、こんなエピソードは聞いたことがあるだろうか。何日もかけて完成させた砂のマンダラは、完成と同時に消し去り、その砂は川に流してしまうものだ。
「東」の平将門、「西」の藤原純友(2018/7/9)より「砂の器」
たとえば、このアクセスコードの一覧表を見てごらん。一ヶ所、螺旋を作っておいたこと、脱出ゲートを確保していることが重要なのだ。シンメトリーの図形に「+1」の要素があることが、このシステムが高度に洗練されている所以である。
もし、これだけの図形群を脱出ゲートを確保せずに3次元領域で完成させようとしたら、いずれシステムの崩壊は避けられない。それだけではない、君たちの生命さえも、シンメトリーの中に織り込まれてしまうだろう。この現象の背後にこそ、自我を消滅させ宇宙意識と一体となって行う、宇宙の創造の仕組みが隠されているのだ~」
マヤとレムリアの王子は、腕組みをしたまましばらく黙って創造の仕組みについて思いをめぐらせていた。(次回へつづく)
以上、「宇宙の羅針盤(下)」より転載しました。
(過去記事) 夢は五つに分類される(2018/10/31)
宇宙を分割する線#180(3)(2018/12/11)
宇宙を分割する線#180(5)(2018/12/14)
螺旋の進化(1)(2018/12/18)
螺旋の進化(2)(2018/12/20)




