(地底世界ガイド・シンハ)
この世の中に不必要なものは、なにひとつない。特に肉体に張り巡らされた神経や血管は、惑星地球に走る光の糸と同様に、重要な役割を担っているものだ。オマエたち一人ひとりは、地球に張り巡らされた神経であり、光を受信して再び光を発信する、電気的な存在でもあるのだ。
動画ニュース(72)より「人体 神秘への挑戦」
そして、地球人類は惑星地球の細胞のひとつであると自覚して欲しい。すなわち、オマエたちは変換器の役割を担っているのだ。粗い物質を繊細なものへと変換し、精妙な波動を宇宙へと返還することだ。それが地球人類に与えられた仕事なのである。
(マヤ)
「なんか、とってもムズカシイね・・・心臓の音を72数えるのは知ってますよ」
(シンハ)
よいか、その技法や形態が重要なのではない。大切なものは、その『ありよう』だ。ありようとは、オマエたち一人ひとりの生き方、心の持ちよう、その動機、その方向性だ。重要なのは、どの方向に意識を向けるかなのだ。(中略)
現実から目を背け、アカシック・レコードと呼ばれる『宇宙図書館』で検索を続けることに、なんの意味があるのだろうか。そんなことは、宇宙の深淵を理解していない、未熟なサルのやることだ。
自らの殻に閉じこもり、座っていればいいというものではないのだ。他者に迷惑をかけなければそれで良いと、自分の世界に閉じこもっていることは、方向性を見失い、バランスを崩していることに他ならない。
オマエがなぜ、子供の本しか検索できないか、その理由を教えてあげよう。それは、オマエの動機が子供じみているからだ。偶然見つけた宝物を、誰にも見つからないように、自分だけのものにしようと隠す。そんな心の持ちようでは、得られる知識が限られてくるのも当然の摂理だ。
※マヤは、9歳以上閲覧可能な本は中々読めませんでした
オマエにとって、『宇宙図書館』とは、境界線をウロついているうちに、偶然見つけた異次元ゲートに過ぎない。その真価もろくにわからないモノを、有効利用しようともせずに、風通しの悪い暗闇に押し込めているのだ。
人々のためにならない知識に、なんの意味があるというのか!社会の役に立たない知恵に、惑星の進化に貢献しない叡智に、なんの存在価値があるといういのか!
自分の得たものを他者と分かち合うことができれば、再び新しいものが入ってくる。空っぽの空間には再びものが満たされていくものだ。それが『宇宙の掟』だ。
一方、惑星地球では、背後にどんな不純な動機が隠されていようとも、知識を学ぶ機会が得られるのが現状だろう。知識そのものは素晴らしいものであっても、それを使う側の人間性に少々難があり、知識を誤用してしまう事例があとを絶たない。
知識を際限なく求め、それを悪用し、自ら創り出したものに、自らが滅ぼされていく・・・惑星地球の進化と破滅の歴史は、まさにその繰り返しだ。
そして、我々は同じ過ちを繰り返さないためにも、情報にシールドをかけることにした。その知識を得るに値する精神性・・・または動機・・・を伴わない者には、宇宙の情報を開示しないということだ。
(過去記事)【6と7の架け橋】宇宙図書館(1)(3/26)
だが、時の終わりが近づくにつれて、磁界がゼロに近づき、そのシールドも、脳の検閲機能も、段々と制御がきかなくなっているのが現状なのだ。その証拠に、オマエのように子供じみた動機を持った者でさえも、この神聖なる「エリア#13」に侵入してくる有り様だ。
以上、「22を超えてゆけ」より転載しました。
糸(平成10年 中島みゆき)ご本人のものはありません。